【農業者の方へ】しめよう!シートベルト
更新日:2022年5月31日
他産業よりも大幅に高い水準
「農業」から死亡・重傷事故をイメージしづらいかたも多いかと思います。
しかし、実際には、農作業事故により、全国で年間約300名近く(令和2年は270名)のかたが亡くなっています。
また、農業従事者10万人当たりの死亡者数(令和2年は10.8人)は、建設業の約2倍、全産業平均の約9倍であり、他産業よりも大幅に高い水準となっています。
乗用型トラクターの転落・転倒事故が最多
令和2年の農作業死亡事故を要因別にみると、「農業機械作業に係る事故」が186人(68.9%)と最も多くなっています。
⇒農業機械作業の安全対策が重要
農業機械作業に係る事故のうち「乗用型トラクターに係る事故」が81人と最多であり、その中でも「機械の転落・転倒」による死亡者が53人で最多となっています。
⇒乗用型トラクターの転落・転倒事故対策が重要
しめよう!シートベルト
農業機械(農耕作業用特殊車)における交通事故の発生データから、シートベルトの装着により事故発生時の死亡率を大幅に低減できることが明らかになっています。
乗用型トラクターなどの農業機械による交通事故(平成27年~令和元年)では、シートベルトを着用していない場合、およそ4人に1人が亡くなっています。
また、シートベルトを着用した場合、着用していない場合と比べ、死亡事故の割合を8分の1に減らすことができます。
安全に農作業を行うため、シートベルトの装着を徹底していただきますようよろしくお願いします!
農作業安全対策の情報を確認しましょう
農作業安全に対する意識を高めるためにも、農作業安全対策に関する情報を確認しましょう。