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教育長あいさつ

更新日:2023年4月1日

教育長写真 熊谷の子どもたちは、これができます!

 熊谷市教育委員会教育長の野原 晃でございます。小林 哲也市長の下、引き続き未来の社会を見据え、「新熊谷プロジェクト」を立ち上げ、「学力日本一」を目指しております。子どもたちが変化の激しいこれからの社会を生き抜くため、教育活動全体を通して、子どもたちに知・徳・体のバランスのとれた学力を身に付けさせ、「生きる力」を育みます。お陰様で、熊谷の子どもたちの学力、徳力、体力とも限りなく日本一に近い状況であります。

 明治21年、市内弥藤吾に『幡羅高等小学校』という学校が設立されました。弥藤吾は、日本の女性医師第一号である荻野吟子が生まれた妻沼地区にあります。
 この『幡羅高等小学校』が、明治31年4月に保護者向けに配布した『家庭心得』の、「生徒保護者への御注意」には、冒頭次のように述べられております。
 「拝啓 諺にも、教育の道は、家庭の教へで芽を出し、学校の教へで花が咲き、世間の教へで実が成る、と申す程に有之候へば、学校と家庭とは、常に相一致し、互いに力を協せ、同じ方向に相進み、小児をして、世間の悪き風習に染ましめぬ様に致し度事に御座候。因て、左の件々申進め置候間、朝夕深く御注意成下され度候也。」
 教育は、明治のこの時代から学校・家庭・地域の連携協力によって、同一歩調で進もうとしていました。約130年後の現在、社会の進展は生活の利便性を高める一方で、生活様式や家庭のあり方を変え、とりわけ子どもたちの育成環境を大きく変えました。
 しかしながら、学校・家庭・地域の連携協力による同一歩調で教育を進めていくことの大切さは、今も決して変わるものではありません。「家庭の教え」「学校の教え」「世間(社会)の教え」のそれぞれが機能し、関わり合い支え合っていかなければ、芽を出すことも、花を咲かせることも、実を結ばせることもおぼつかなくなります。まさに、教育の原点であり、「不易」のことであります。
 熊谷市教育委員会では、引き続き「熊谷の子どもたちは、これができます!『4つの実践』と『3減運動』」に取り組んでおります。これは、いわば「熊谷教育のアクセルとブレーキ」に当たるものであります。どちらも大人が手本となって、市民皆様のご協力をいただき、推進してまいります。嬉しいことに、保護者の皆さんが進める「スマートフォン『4つの実践』」、そして、熊谷の小中学生が主体となった「スマホ使い方宣言」が充実しております。さらに、1人1台端末「GIGAスクール構想」も順調です。
 これからも先達に学び、変えなければならないことと変えてはならないこととを見極め、学校と家庭と地域社会とがそれぞれの役割を果たすことを基盤として義務教育の充実を図るとともに、各年代層の市民に対し適切な生涯学習の場を提供できる事業を積極的に推進してまいります。郷土愛の醸成を図ります。皆様の絶大なるご支援をお願いいたします。

熊谷教育の概要について詳しくはこちら↓

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