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市民福祉常任委員会

更新日:2020年3月31日

市民福祉常任委員会では2月10日に行政視察を行いました。
参加者
委員長 鈴木理裕 副委員長 桜井くるみ
委員 大久保照夫、森新一、守屋淳、小鮒賢二、田中正

2月10日 静岡県袋井市「健康寿命の延伸について」

 袋井市では、25年ほど前から、「日本一健康文化都市」を標榜し、市民に健康が文化として定着することを目指して、健康への取り組みを行っており、その取り組みが、WHO(世界保健機関)表彰やAFHC(健康都市連合)賞を受賞するなど、高い評価を受けています。
 平成23年1月に、健康、予防と地域医療、地域ケアの確立を目指し、「袋井市保健・医療・介護構想」を策定、平成25年に、隣接の掛川市と共同で急性期の医療拠点となる総合医療センターを設立し、あわせて、回復期の医療施設として、既存の市民病院を一部増築し、経営を社会福祉法人に委託して、聖隷(せいれい)袋井市民病院としてオープンしました。また、旧袋井市民病院の建物の一部は総合健康センター「はーとふるプラザ袋井」として、平成27年5月に開設し、保健、医療、介護、福祉の窓口を集約し、子どもから高齢者まで、すべての年代で、生涯を通じた心と身体の健康づくりの取り組みを行っています。
 総合健康センター内には、保健・予防部門を担う健康づくり課、介護・福祉部門を担う地域包括ケア推進課介護ケア相談係、医療部門を担う聖隷袋井市民病院と地域包括ケア推進課地域医療推進係のほか、社会福祉協議会、休日急患診療室が入居しており、それぞれの組織に所属する保健師、管理栄養士、社会福祉士などの相互連携によるワンストップの総合相談窓口が設置されています。
 介護予防事業や特定健診、がん検診、保健指導についても官民の相互連携体制、また、専門職の知見を生かしたきめ細かな支援体制のもとに積極的に市民への働きかけを行い、誰もが健康で、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けていけるよう、予防に力点を置いたさまざまな事業を積極的に展開しています。静岡市が始めた「しぞーかでん伝体操」を取り入れた、自治会単位の通いの場である健康サロンづくりの促進や、特定健診とがん検診を一度で行う「総合がん検診」、特定健診の結果を個別保健指導につなげる工夫、さらに、集まった結果をデータ化して情報として活用し、健康サロンなどの場において市民に還元する取り組みなど、さまざまなソフト施策の取り組みも積み重ねており、結果として、1人当たりの医療費の額の縮減や要介護度の改善が顕著に見られているとのことでした。

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