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令和2年1月 スポーツ・観光特別委員会(新潟県長岡市 アオーレ長岡について、バスケを核としたまちづくりについて)、石川県金沢市(金沢文化スポーツコミッションについて)

更新日:2020年2月21日

スポーツ・観光特別委員会では1月28日、29日の2日間、行政視察を行いました。

参加者

委員長

大久保照夫

副委員長

石川広己

委員

白根佳典、中島千尋、新島一英、小島正泰、富岡信吾、栗原健昇

1月28日 新潟県長岡市(アオーレ長岡)

ア アオーレ長岡について
 アオーレ長岡は、行政機能をまちなかにもってこようという政策のもと、平成24年4月にオープンし、3つの建物((1)東棟:行政機能、(2)西棟:議会機能と市民活動団体が利用する機能、貸しホールなど、(3)アリーナ、イベントホール)から構成され、「ナカドマ」がそれをつなぐ役割を果たしています。アオーレ長岡の強みはJR長岡駅直結のペデストリアンデッキで、駅から濡れずに来られるという立地的な利点があり、また、まちなかにあるため、いろいろな方が訪れるランドマーク的な役割を果たしています。平成30年の施設の稼働率は85%で、年間の来場者数は130万人程度。アオーレ長岡がオープン後、まちなかの歩行者数も右肩上がりとなり、空き店舗も減少傾向にあるとのことでした。
 アオーレ長岡の活用方法については、検討会議に諮り、「安く、長く、自由に、飲食も、販売も」できるような場所にしようと決められ、具体的には、営利目的以外の市民活動団体や、市民の方々が利用する場合には無料にしましょう、運営の部分はNPOに委託し、市民目線で運営してもらいましょう、ルール作りに市民が参加しましょうというような取り組みとし、運営はNPO法人に委託し、行政は法令で決まっている安全管理、安全対策、ハード管理をするという区分けをしているとのことでした。
 今後は、まちなかにいかに回遊性を持たせるかが課題との説明がありました。

イ バスケを核としたまちづくりについて 
 長岡市では、「スポーツによるまちづくり」を実現するため、バスケットボールを核とした「市民協働のまちづくり」を展開しています。新潟アルビレックスBB、市民、企業や市との連携によるオ―ル長岡体制でスポーツを基軸としたまちづくりを創造し、長岡市全体のブランド力強化、経済効果の向上、交流人口増加等による地域活性化を図ることを目的にしているとのことです。
 まちなか・地域連携事業、魅力の発信の取り組み、環境整備等を、市とアルビレックス等と連携・役割分担をして実施しているほか、新潟アルビレックスBB独自の取り組みもあり、チームと協力してバスケットボールを核としたスポーツによる「市民協働のまちづくり」を進めているとの説明がありました。


ペデストリアンデッキに新潟アルビレックスBBの選手のポスターを掲示し一体感を醸成

1月29日 石川県金沢市(金沢市役所)

金沢文化スポーツコミッションについて
 金沢文化スポーツコミッションは、市長の強い意志により、平成30年7月1日に金沢市観光協会の中に別組織として設立されました。
 現在は、(1)「誘致誘客」の柱、(2)「普及交流」の柱、(3)「金沢BRAND」の柱(いわゆるシティプロモーション、どんなスポーツイベントでも文化イベントでも、さりげなく金沢らしさを作っていくというような柱)の3本の柱により、取り組んでいるとのことでした。特に、誘致誘客の面では、全国で唯一のユニークな奨励金・補助金制度により、スポーツ団体が自ら大会の誘致に動いてくれるようになり、誘致件数もかなり増えるなどの効果が出ているとの説明がありました。 
 ただ単にスポーツ大会をやればただのスポーツ大会だったものでも、そこにほんの少し仕掛けをすることで、スポーツMICEのような効果もあり、消費額が上がったり、また来訪しようと思う機運につながるので、関係する民間の人たちとも一緒になって、ちょっとした仕掛けを工夫しているとの説明がありました。ひとつの例として、弓道大会と金沢の伝統文化である茶道を結び付け、さらに観光につなげた取り組みを実施し、その翌年には外国人観光客を対象とした「BUDOツーリズム」へと発展させ、ラグビーワールドカップ2019の際に、多くの方にお越しいただいたとの説明がありました。

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