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宮塚古墳

更新日:2013年3月13日

全国的にも珍しい古墳【国指定史跡】

 宮塚古墳は、市内広瀬地内に所在し、全国的にも珍しい上円下方墳という墳形をもち、昭和31年に国指定史跡として指定されました。上円下方墳とは、方形の段の上に饅頭のような円形の土盛りがのる特異な形で、県内の例では川越市に山王塚古墳があります。また、全国に目を向けてみると、天皇家や有力豪族たちが採用した墳形で、奈良県の石のカラト古墳、静岡県の清水柳北1号墳、東京都の熊野神社古墳・天文台構内古墳、福島県の野地久保古墳があります。宮塚古墳を含めた埼玉県の2例については、発掘調査が行われておらず墳形を確認していません。
 宮塚古墳の概要は、荒川左岸の自然堤防上に立地する広瀬古墳群中にあり、上円部が直径約10m 、下方部が西辺24m 、東辺17m で、高さ4.15m です。築造の時期は、7世紀末頃(今から1300 年くらい前の古墳時代の終わりごろ)と考えられます。


宮塚古墳

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