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未来のまちづくり スマートクールシティ ワークショップ 第3回を開催しました。

更新日:2024年9月9日

7月27日(土曜日)に、熊谷スマートクールシティワークショップ第3回を行いました

 今回のテーマは「気象観測フィールドワーク市内50か所の気象観測とクールアクションの効果測定」です。前回各班ごとに出したアイデアを実測しました。

ステップ1 前回のおさらい

 今回のフィールドワークは最高気温36度予報の下で行われたため、大島副市長から「健康と安全を第一に取り組んでください」と注意喚起がありました。
 白木ファシリテーターから気象観測のルール、役割分担、ルートの確認・カキコまっぷの操作方法の説明が改めて行われました。


銀色の観測機器で温度を測ります

ステップ2 フィールドワーク

 いよいよ、観測や実験を開始!
 各班の取組を紹介します。

A班: 星川広場を人工芝でクールに変身大作戦

テーマ・キーワード:「人工芝 × 水 × 日陰 × まちなか」
方法:星川広場に人工芝を敷設し、打ち水前後や、日陰のありなし等、いろいろな条件で気温を測定。
結果: 建物が密集しているまちなかの気温が最高で37.6度だったのに対し、人工芝を敷いて測った時は36.9度だった。さらに、人工芝に打ち水をしたところ36.5度と0.4度気温が下がった。
また、人工芝の上に2m四方のタープを置き日陰を作ったエリアでは、人工芝だけを敷いたエリアと比較して体感温度がとても涼しく感じた。日陰であれば人工芝の上に座ると快適に感じ、人口芝と日陰が合わさることで、「居心地の良い空間」が作り出せると感じた。

B班: 雪国の「消雪パイプ」でクール大作戦

テーマ・キーワード: 「 水 × 散水ホース × まちなか」
方法: 20メートルの散水ホースでミストを噴霧し、噴霧する前後で気温を測定。
結果: ミスト噴霧前後で気温数値に大きな変化は見られなかったが、体感的には涼しさを感じた。
また、大通りは気温が他よりも高かったが、これは自動車の排気ガスや大通りで日光を遮るものがないため日光の影響を受けやすいのではないかと考える。

C班: 打ち水の工夫とコミュニティの力で街をクールに

テーマ・キーワード:「打ち水のコツ、日中・日なたは2度まき?!」
方法:パン屋さんのご協力をいただき、 日陰地点と日向地点で打ち水を2回ずつ実施。その効果を検証。
結果: 打ち水の1回目では日陰地点も日向地点も大きな気温変化は見られなかったが、2回目では日陰地点で若干の気温低下が確認され、効果が表れた。

D班: ねこがのびのびクールシティ作戦

テーマ・キーワード: 「ペットにも住みよいまち熊谷」
方法: ペット用の箱を用意し、何もしない箱と、氷を置いた箱で気温を比較。
結果: 外気温が34.6度くらいの時に、ペット用の氷を置いた箱の中は29.5度になり、5度くらい温度が低くなった。
他の観測地点で建築物の付近と緑の付近を比較したところ、緑の付近はかなり気温が下がったので、植生による違いがあることが分かった。

E班: 遊んで冷やせ!〜夏の水風船バッティング〜

テーマ・キーワード: 野球教室(ブラックアローズ J r) × 水風船 1,000 個割る
方法: 水風船をはじめとした水遊びの前後で気温を測定。
結果: 水風船をバッティングし割ることで中の水が地面にまかれ、行わなかった場所と比較し、アクションを行った場所では0.3度の気温低下が見られました。その他の観測地点での観測の結果、木陰と風の通る場所は気温が低いことが分かった。

ご参加いただきありがとうございました!

 白木ファシリテーターや原田ファシリテーターからのコメントや今回の観測結果を受け、検証を行うとともにさらなる改善策を模索することや、市の他の政策と結び付けて考えていくこととなりました。
 気温が36度を超える厳しい気象環境の中でのフィールドワークでしたが、無事に終えることができました。フィールドワークの実施にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
 今後も市民、大学、産業関係者、起業家が一丸となり、熊谷の未来のまちづくりに取り組んでいきます。

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