婦人科がん検診を受けましょう 内診は怖くない
更新日:2026年9月1日
婦人科がんトップ3といえば、多い順から子宮体がん、卵巣がん、子宮
子宮体がんは未産婦、肥満、無排卵月経周期、早期の初経、遅い閉経、閉経前以後、乳がん術後治療(タモキシフェンの内服)、女性ホルモン補充療法などが危険因子です。ほとんどの場合、不正出血(多くは閉経後不正出血)を伴っています。症状がなくても
卵巣がんは喫煙、アスベストへのばく露、閉経後エストロゲン療法が危険因子として挙げられています。卵巣はお腹の中にあるため、がんが大きくなってもほとんど症状が出ません。そのため進行して腹水がたくさん溜まり、ようやく気づくことがあります。

市の子宮がん検診には経腟エコーがついておらず内診、細胞診のみなので、卵巣がんがあっても気づかれないことがよくあります。そのため、経腟エコーやCTをしなければみつかりません。卵巣腫瘍は良性、悪性、境界悪性があり、卵巣がんは悪性に該当します。また、子宮頸がん検診のように簡単に卵巣の細胞を取ることはできないため、大きさや性状で良悪性を予測し、初期であれば手術をして、病理検査で悪性か良性か境界悪性か判明します。
婦人科がんの診断は内診が不可欠です。内診を「痛そう」、「過去に痛い思いをした」などの理由で嫌がる人がいますが、腟の大きさは人それぞれで、腟鏡のサイズもSSSからLまであるので、合ったサイズを選べば案外痛くないことが多いでしょう。性交歴がないかたは経直腸エコー、経腹エコーやMRI検査などを場合により提案します。
熊谷市医師会 長田まり絵(おさだ まりえ)

