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AYA(アヤ)世代のがん患者支援について

更新日:2022年6月20日

AYA(アヤ)世代とは、Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に、思春期(15歳~)から30歳代までの世代を指しています。
AYA世代は、多くの人にとって親から自立したり、生活の中心が家庭や学校から社会での活動に移行したりしていくなど、大きな転換期を迎える時期でもあります。
このような時期にがんと診断されると、心身にさまざまな影響を受けることがあります。また、成人のがんに比べて情報が少なく見つけることが難しいなど、不安を抱く人も少なくありません。

AYA世代のがんの特徴

AYA世代は、15歳から30歳代と対象が広く、年代によって状況が異なることから、15~19歳をA世代、20歳代以降をYA世代として分けることがあります。日本では、毎年約2万人のAYA世代が、がんを発症すると推定されています。AYA世代でがんを発症する人は、1年間でがんを発症する人100人のうち2人程度です。年代別にみると、15~19歳が約900人、20歳代は約4,200人、30歳代は約16,300人です(2017年)。
AYA世代には、子どもから大人への移行期も含まれるため、小児で発症することが多いがんと成人で発症することが多いがんの両方の種類が存在します。そのため、AYA世代に多いがんの種類は、年代によって違いがあります。
15~19歳で発症することが多いがんは、小児期と同じように、白血病、生殖細胞から発生するはい細胞腫瘍・性腺せいせん腫瘍、リンパ腫、脳腫瘍、骨腫瘍などです。しかし、20~29歳では、胚細胞腫瘍・性腺腫瘍、甲状腺こうじょうせんがんが白血病よりも多く、30~39歳では、女性乳がん、子宮けいがん、大腸がんなど成人に多いがんが多くなります。
 
 

以下、国立がん研究センターがん情報サービスの中で掲載されているAYA世代のがん患者さん向けのホームページを紹介します。

  • AYA世代の人へ~15歳から30歳代でがんと診断された人へ~(国立がん研究センターがん情報サービス)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://ganjoho.jp/public/life_stage/aya/index.html(外部サイト)

  • AYA世代のがんの関連リンク・参考資料(体験談・相談窓口など)(国立がん研究センターがん情報サービス)

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://ganjoho.jp/public/life_stage/aya/reference.html(外部サイト)
 

埼玉県や熊谷市ではAYA世代のがん患者さんを対象に以下の事業を実施しています。

  • 造血幹細胞移植後ワクチン再接種費用補助事業のご案内

新規ウインドウで開きます。https://www.city.kumagaya.lg.jp/kenkouhukushi/kenkohoken/jogyoannai/yobou/zouketukansaibo.html
造血幹細胞移植によって、定期の予防接種の予防効果が低下または消失したため、再接種が必要と医師が認める、20歳未満のかたに対して、再接種費用を補助します。
 

  • 埼玉県による小児・AYA世代のがん患者さんへの妊孕性温存療法に要する費用の一部助成のご案内

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.pref.saitama.lg.jp/a0705/gantaisaku/seisyokukinou.html(外部サイト)
埼玉県では、将来子どもを産み育てることを望む小児・AYA世代のがん患者等が希望を持ってがん治療等に取り組めるよう、将来子どもを出産することができる可能性を温存するための妊孕性温存療法に要する費用の一部を助成しています。
 
 

出典:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。国立がん研究センターがん情報サービス(外部サイト)

このページについてのお問合せは

健康づくり課
電話:048-528-0601(直通) ファクス:048-528-0603

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