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新風

更新日:2025年3月3日

富永直樹(とみながなおき)作 若者広場(熊谷市星川一丁目)


下記リンクから3D映像をご覧いただけます。

昭和59年(1984年)3月設置。高さ2メートル5センチメートル。ブロンズ製。
本作品は、昭和46年(1971年)改組第3回日展で日本芸術院賞を受賞している富永の代表作である。右足を一歩踏み出し、若々しい生気あふれる若者のかざす布は、まさに新風をはらみ、見上げる瞳は希望に輝いている。静と動が一体となって調和し、素直な美しさの中に若きロマンが刻み込まれている作品。

富永直樹:彫刻家・工業デザイナー。本名富永良雄。長崎県生まれ。東京美術学校(現・東京げい術大学)で、北村西望(きたむらせいぼう)に師事し、彫刻科塑像そぞう部を首席卒業。在学中の昭和11年(1936年)に文展(日展の前身)に初入選、卒業後。昭和25年(1950年)から昭和27年(1952年)にかけ、3年連続で日展の特選を受賞。昭和47年(1972年)日本芸術院賞受賞し、その実績を認められ、昭和49年(1974年)日本芸術院会員に任命される。昭和59年(1984年)文化功労者、勲三等瑞宝章受章、平成元年(1989年)文化勲章を受章している。
また、工業デザイナーとして三洋電機に在籍し、電話機・テレビ等のデザインを担当し、日本におけるインダストリアルデザインの祖としても活躍した。
富永の像は、神戸市井植記念館「井植歳男像」、諏訪市博物館「美しき広場像」、茅野市美術館「僕らの遊び場像」などで設置されている。

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