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戦災者慰霊の女神

更新日:2025年3月3日

戦災者慰霊の女神 北村西望(きたむらせいぼう)作 いこいの広場(熊谷市星川一丁目)


下記リンクから3D映像をご覧いただけます。

昭和50年(1975年)8月16日設置。本体高さ1メートル80センチメートル。高純度アルミニウム製。
本市は、終戦直前の昭和20年(1945年)8月15日未明の熊谷空襲により、市街地を中心に大きな被害を受け、星川周辺をはじめ多くの尊い命が失われた。
本作品は、昭和50年(1975年)の戦災30周年にあたり、星川保勝会と熊谷市戦災遺族会が中心となり、慰霊碑建立奉賛会が結成され、浄財の寄付により建てられた。
高純度アルミニウムで造られた静かな銀色は、慈愛に満ち、戦災の悲しみと繰り返してはならないとの祈りが感じられる。
熊谷駅北口前の「熊谷次郎直実像」も昭和49年設置の北村西望作。

北村西望:彫刻家。長崎県生まれ。京都市立美術工芸学校彫刻科(現京都市立銅駝どうだ美術工芸高等学校)に入学し、生涯の最愛の友でライバルの建畠大夢(たてはた たいむ)と出会う。明治40年(1907年)に同校を首席卒業し、同年東京美術学校彫刻科(現東京げい術大学)に進む。明治41年(1908年)第2回文展出品作「憤闘」が初入選、明治42年(1909年)第3回文展「雄風」褒状、明治44年(1911年)第5回文展「壮者」褒状を受賞。卒業後は、同学校教授、芸術院会員、日本塑像そぞう会名誉会長、日展会長などの要職などを歴任し、昭和33年(1958年)文化勲章受章。20世紀を代表する現代日本塑像界の領袖りょうしゅうとして活躍した。代表作に長崎平和祈念像がある。また、日本の玄関ともいえる成田国際空港にも「天女の像」という作品が掲げられている。

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