Sさん(平成26年度採用)妻沼消防署 消防隊
更新日:2017年6月30日
ポンプ運用を行うSさん
1 現在、どんな仕事をしていますか?
24時間の交替勤務で災害現場に出動し、火災では人命救助や消火活動を行い、救急では、急病の方や交通事故等の傷病者に応急手当を行い、医療機関に搬送しています。また、緊急車両を運転する機関員を目指し、日々、車両運用訓練に取り組んでいます。災害現場以外では、市民の方々に対し自衛消防訓練や救命講習などの指導も行っています。
2 どんなところにやりがいや達成感を感じますか?
火災が鎮火したとき、突然の病気で救急搬送された方が九死に一生を得たとき、また、そこに関わるご家族が安堵の表情を見せた瞬間と回復され社会復帰の知らせを聞いた瞬間、必死に活動して良かったと達成感を感じます。市民の生命、身体、財産を守るということは重責ですが、この仕事に就いて本当に良かったと思えます。
3 どんな時に仕事の厳しさを感じますか?
火災や救急など災害現場では凄惨な場面も多くあり、厳しい現実を目の当たりにすることもあります。突然襲った出来事はそのタイムリミットが短く、迅速な対応を必要とします。そうした中でもかけがえのない生命、大切な財産を守るために活動するときは、災害に対する仕事の厳しさを感じ、消防職員としての使命の重さを感じます。
4 職場の雰囲気は?
厳しさの中に温かさもあり、消防にとって最も重要なチームワークのある、まるで家族のような明るい職場です。仕事に悩み、進むべき道を見失ったときは、先輩方が悩みを聞いてくれて必ず道を示してくれます。日ごろから、一人ではなく「チームとしての活動」を意識しながら仕事に取り組める環境です。
5 消防職員を目指している方へメッセージをお願いします。
消防職員を目指す理由は人それぞれですが、災害現場で危険と隣合せで活動することは非常に困難です。辛いこと、危険なこともたくさんありますが、絶対に「人を助ける」という諦めない強い気持ちを持って、努力を惜しまず、知・徳・体の研さんに努め目標に向かい取り組んでください。