このページの先頭です

能美防災株式会社妻沼東事業所(妻沼地内)におけるPFOSおよびPFOA等の検出について

更新日:2026年4月22日

概要

熊谷市妻沼地内にある「能美防災株式会社妻沼東事業所」敷地内において、事業者による自主調査の結果、国の指針値を超過する「PFOSおよびPFOA(以下「PFAS」)」が地下水および事業所放流口排水で確認されました。また、土壌汚染対策法に基づく調査の結果、基準値を超過する「ふっ素およびその化合物」が土壌から検出された旨、事業者から市へ報告がありました。
なお、事業者からは、1974年からPFAS含有泡消火薬剤を使用していましたが、関係法令順守のもと、PFOSを使用した薬剤は2006年以降、PFOAを使用した薬剤は2016年以降使用していないとの報告を受けております。
本市では、市民の皆様の安全確保を最優先とし、事業者への厳格な指導を行うとともに、周辺環境の調査を実施しております。

PFAS、ふっ素およびその化合物について

PFASについて

PFASは、様々な用途で使用されており、PFOSは半導体用反射防止剤や泡消火薬剤等に、PFOAはフッ素ポリマー加工助剤や界面活性剤等に使われてきました。
しかし、自然界で分解されにくい「難分解性」や体内に留まりやすい「高蓄積性」などの特性があり、将来への影響を未然に防ぐため、現在は法律等により原則として新たな製造や輸入が禁止されています。
環境省は、水環境中(公共用水域や地下水)の「指針値」をPFOSおよびPFOAの合算値で50ng/Lとしています。
PFASの健康への影響については、現在も国や国際機関で研究が進められており、これまでの調査でコレステロール値の変動等との関連が報告されているものの、「どの程度の量が身体に入ると影響が出るのか」については、いまだに確定的な知見はありません。

ふっ素およびその化合物について

ふっ素は、長期間の過剰摂取による歯や骨への影響が知られていますが、土壌汚染対策法の基準値は「一生涯その地下水を毎日飲み続けた場合」を想定して厳しく設定されています。
ふっ素は、私たちが日常的に摂取している食品にも広く含まれており、その量と比較しても、今回検出された濃度によって直ちに健康被害が生じるものではないと考えられます。

【重要】周辺地域で「井戸水」をご利用の皆様へ(飲用自粛のお願い)

当該事業所から地下水の下流側にあたる500メートルの範囲において、ご家庭で井戸水をご利用されているかたは、安全が確認されるまでの間、井戸水の飲用を控えていただきますようお願いいたします。
なお、対象となるご家庭には、市職員が個別にお声がけの上、安全が確認されるまでの間の代替水(ペットボトル等)を無償で手配いたします。
なお、PFASは皮膚から吸収されにくい物質であるため、手洗いや入浴、洗濯などの「生活用水」としての利用による健康リスクは低いと評価されています。

熊谷市の水道水は「安全」です

本件による市の水道水(上水道)への影響はありません。これまでどおり安全に飲用いただけます。
今回汚染が確認されたのは、深さ18メートル以浅の地下水ですが、妻沼給水区の水道水は、汚染が確認された深さとは地層が全く異なる深さ250メートルの「深井戸」から取水した地下水です。
また、市が実施している定期的な水道水質検査では、「PFAS」、「ふっ素およびその化合物」において、基準となる数値を超過したことはありませんので、安全に飲用いただけます。

調査結果について

事業所内での調査結果

PFASの調査結果(事業者による自主調査)
調査対象 調査年月

最大濃度     

指針値     
地下水(18メートル以浅)     令和8年2月      43,200ng/L 50ng/L
事業所放流口排水 令和7年6月 1,100ng/L -(注釈)

(注釈)水質汚濁防止法および埼玉県生活環境保全条例に基づく排水基準はありません。なお、令和7年6月に実施した事業所放流口排水の調査結果を受けて、事業者は原因特定のための詳細調査を実施し、原因とされる排水の流出防止策を講じています。

ふっ素およびその化合物(土壌汚染対策法に基づく法定調査)
調査対象 調査年月  最大濃度 

基準値

土壌(溶出量) 令和7年10月 2.2mg/L 0.8mg/L

緊急河川調査の結果

事業所内での調査結果を受けて、周辺河川への影響を確認するため、令和8年4月7日にPFASについて河川調査を実施しました。

調査地点 濃度 指針値
事業所排水が道閑堀排水路に接続する地点 110ng/L 50ng/L
道閑堀排水路内の福川合流前の地点 13ng/L 50ng/L
福川の川成揚水機場取水前地点 14ng/L 50ng/L

事業所排水が道閑堀排水路に接続する地点では、指針値の超過(110ng/L)が確認されましたが、道閑堀排水路から農業用として直接取水をしているほ場はなく、また、道閑堀排水路が接続する福川においては、指針値を十分に下回る濃度(13から14ng/L)であることが確認されました。
なお、当面の間、「事業所放流口」および「事業所排水が道閑堀排水路に接続する地点」での水質調査を月1回の頻度で実施します。

今後の市の対応について

本市では、皆様の安全確保と事態の早期解決に向け、以下のとおり対応を実施します。

(1)周辺井戸の利用実態調査
対象地域の皆様へ市職員が順次戸別訪問を行い、直接の注意喚起とご家庭での井戸水の利用状況の確認を実施します。

(2)事業者への厳格な指導
事業者に対し、PFAS含有排水の流出防止策を講じるとともに、周辺で確認された井戸の水質検査を行うよう指導をしました。
今後も汚染源の確実な浄化措置と継続的な地下水モニタリングの実施を指導します。

本件に関するお問合せ窓口

ご相談内容に合わせて、以下の窓口までお問い合わせください。

相談内容 窓口
土壌・井戸水調査等の総括的なこと 環境部環境政策課(電話:048-536-1548)
事業者のお問合せ窓口

能美防災株式会社 広報室(メール:mfe-info【アットマーク】nohmi.co.jp)
(注釈)【アットマーク】は@に置き換えてください。


このページについてのお問合せは

環境政策課公害対策係(江南庁舎)
電話:048-536-1548(直通) ファクス:048-536-2009

この担当課にメールを送る

本文ここまで