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能美防災株式会社妻沼東事業所(妻沼地内)におけるPFOSおよびPFOA等の検出について

更新日:2026年6月29日

概要

熊谷市妻沼地内にある「能美防災株式会社妻沼東事業所」敷地内において、事業者による自主調査の結果、国の指針値を超過する「PFOSおよびPFOA(以下「PFAS」)」が地下水および事業所放流口排水で確認されました。また、土壌汚染対策法に基づく調査の結果、基準値を超過する「ふっ素およびその化合物」が土壌から検出された旨、事業者から市へ報告がありました。
なお、事業者からは、1974年からPFAS含有泡消火薬剤を使用していましたが、関係法令順守のもと、PFOSを使用した薬剤は2006年以降、PFOAを使用した薬剤は2016年以降使用していないとの報告を受けております。
本市では、市民の皆様の安全確保を最優先とし、事業者への厳格な指導を行うとともに、周辺環境の調査を実施しております。

【最新調査結果】周辺井戸および事業所排水等の水質調査(PFAS)の結果について

市では、周辺環境への影響を監視するため、周辺井戸および事業所排水等の水質調査を継続して実施しております。
最新の調査結果は以下のとおりです。
詳細については、ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。「記者発表資料【令和8年6月29日公表分】」(PDF:426KB)をご確認ください。

周辺井戸の水質調査結果(追加調査分)

令和8年5月20日から6月10日にかけて実施した追加の8か所の井戸での水質調査の結果、7か所の井戸において国の指針値(50ng/L)を超過していることが判明しました。
なお、今回調査を実施したすべての井戸において、飲用として使用されているものはありませんでした。
これまでに実施した水質調査の結果については、ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。「周辺井戸の水質調査結果」(PDF:477KB)をご参照ください。

事業所排水等の水質調査結果

本市の指導に基づき事業者が、事業所内へPFAS処理装置を増設する等の汚染排水流出防止対策を講じた結果、現在は、数値は低く抑えられています。
なお、令和8年5月22日調査の事業所最終放流口で前回比約4倍(139ng/L)の上昇がみられたため、事業者は原因と推測される処理装置の曝気ばっき不足(注釈1)対策を既に講じております。
また、雨水排水系統における個別地点の調査および残留PFASの流出防止対策の強化についても検討しています。

調査地点調査年月日PFOSおよびPFOA合算値(ng/L)

指針値超過の有無

事業所最終放流口令和7年6月1,100ー(注釈2)
令和8年4月28日30.2
令和8年5月22日139
道閑堀排水路接続地点令和8年4月7日110超過
令和8年4月28日47.8適合
令和8年5月22日40適合

(注釈1)曝気不足は、水中の気泡の減少をもたらし、PFASの気泡への吸着および水面への浮上分離を阻害するため、処理能力が低下する要因となります。
(注釈2)水質汚濁防止法および埼玉県生活環境保全条例に基づく排水基準はありません。

【重要】周辺地域で「井戸水」をご利用の皆様へ(飲用自粛のお願い)

井戸水質調査において、調査対象エリアの地下水から国の指針値を超える値が検出されたことを受け、市民の皆様の健康被害を未然に防止するため、飲用自粛をお願いする範囲を以下のとおり拡大いたします。

1 飲用自粛をお願いする対象エリア(範囲を拡大しました)

当該事業所から、地下水流向の下流側(主に事業所の北東から南東側にかけての範囲)にあたる「半径1,500メートル」の範囲

2 留意事項

PFASは皮膚から吸収されにくい物質であるため、手洗いや入浴、洗濯などの「生活用水」としての利用による健康リスクは低いと評価されています。

3 追加調査の実施について

今回自粛範囲として追加されたエリアにお住まいの世帯等については、順次、戸別訪問による井戸利用状況の確認および水質調査を実施いたします。
対象となる皆様へは別途チラシ等を配布いたしますので、調査へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

熊谷市の水道水は「安全」です

本件による市の水道水(上水道)への影響はありません。これまでどおり安全に飲用していただけます。
今回汚染が確認されたのは、深さ18メートル以浅の地下水ですが、妻沼給水区の水道水は、汚染が確認された深さとは地層が全く異なる深さ250メートルの「深井戸」から取水した地下水です。
また、市が実施している定期的な水道水質検査では、「PFAS」、「ふっ素およびその化合物」において、基準となる数値を超過したことはありませんので、安全に飲用していただけます。

調査結果について

事業所内で調査結果

PFASの調査結果(事業者による自主調査)
調査対象 調査年月

最大濃度     

指針値     
地下水(18メートル以浅)     令和8年2月      43,200ng/L 50ng/L
事業所放流口排水 令和7年6月 1,100ng/L -(注釈)

(注釈)水質汚濁防止法および埼玉県生活環境保全条例に基づく排水基準はありません。なお、令和7年6月に実施した事業所放流口排水の調査結果を受けて、事業者は原因特定のための詳細調査を実施し、原因とされる排水の流出防止策を講じています。

ふっ素およびその化合物(土壌汚染対策法に基づく法定調査)
調査対象 調査年月  最大濃度 

基準値

土壌(溶出量) 令和7年10月 2.2mg/L 0.8mg/L

今後の対応について

本市では、皆様の安全確保を最優先に、引き続き以下のとおり対応を実施します。

(1)周辺井戸の追加調査
(2)周辺環境の継続的な監視
(3)事業者に対する流出防止対策の指導

PFAS、ふっ素およびその化合物について

PFASについて

PFASは、様々な用途で使用されており、PFOSは半導体用反射防止剤や泡消火薬剤等に、PFOAはフッ素ポリマー加工助剤や界面活性剤等に使われてきました。
しかし、自然界で分解されにくい「難分解性」や体内にとどまりやすい「高蓄積性」などの特性があり、将来への影響を未然に防ぐため、現在は法律等により原則として新たな製造や輸入が禁止されています。
環境省は、水環境中(公共用水域や地下水)の「指針値」をPFOSおよびPFOAの合算値で50ng/Lとしています。
PFASの健康への影響については、現在も国や国際機関で研究が進められており、これまでの調査でコレステロール値の変動等との関連が報告されているものの、「どの程度の量が身体に入ると影響が出るのか」については、いまだに確定的な知見はありません。

ふっ素およびその化合物について

ふっ素は、長期間の過剰摂取による歯や骨への影響が知られていますが、土壌汚染対策法の基準値は「一生涯その地下水を毎日飲み続けた場合」を想定して厳しく設定されています。
ふっ素は、私たちが日常的に摂取している食品にも広く含まれており、その量と比較しても、今回検出された濃度によって直ちに健康被害が生じるものではないと考えられます。

関連情報

本件に関するお問合せ窓口

ご相談内容に応じて、以下の窓口までお問い合わせください。

相談内容 窓口
土壌・井戸水調査等の総括的なこと 環境部環境政策課(電話:048-536-1548)
事業者のお問合せ窓口

能美防災株式会社 広報室(メール:mfe-info【アットマーク】nohmi.co.jp)
(注釈)【アットマーク】は@に置き換えてください。


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このページについてのお問合せは

環境政策課公害対策係(江南庁舎)
電話:048-536-1548(直通) ファクス:048-536-2009

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