平成27年10月 議会運営委員会 (新潟県柏崎市、石川県金沢市 通年議会よる議会運営について)
更新日:2015年12月9日
議会運営委員会では、10月29日・30日の2日間にわたり行政視察を行いました。
参加者
委員長 須永宣延、副委員長 閑野高広
委員 石川広己、小鮒賢二、黒澤三千夫、桜井くるみ、三浦和一、森 新一、加賀崎千秋、栗原健昇
10月29日 新潟県柏崎市
初日29日の新潟県柏崎市は、条例で定める日から翌年の当該日の前日までの1年間を会期とし、翌年以降は条例で定める日の到来により招集されたものとみなし、議員の任期4年の間継続する通年会期制を平成25年5月1日から採用しました。
「通年議会導入後の成果は、国、県に対する意見書や要望書の提出の議決が、議会側だけの日程でできるため、非常にタイムリーかつスピーディーにできるようになった。また、会期が通年のため、常に常任委員会が開けることから、請願の取り扱いを、本会議場での請願の付託を省略し、請願受理後、議長が速やかに所管の常任委員会に付託できることとし、請願の受け付けから常任委員会での審査が短期間で行え、請願者にはいち早くその審査の方向性が説明できるようになった。」という説明を受けました。
10月30日 石川県金沢市
翌30日の石川県金沢市は、定例会の回数を年1回とし、会期を6月から翌年3月までとする通年議会を平成26年度から採用しました。
「通年議会導入に当たり課題となった、市長の専決処分の取り扱いは市長部局と議員とで協議・精査し、所要の改正を行い、また、一事不再議の運用や発言の取消し又は訂正については、会議規則の一部変更の改正を行った。将来的には、柏崎市と同様の通年会期制の導入を目指している。」という説明を受けました。
両日とも情報交換や質疑を行い、先進事例の調査・研究を行いました。