市長あいさつ(令和7年4月1日)
更新日:2025年4月1日
熊谷市長の小林哲也です。
令和7年度の始めに当たり一言ご挨拶申し上げます。
熊谷市誕生20周年に向けて
初めに、今年、熊谷市は誕生20周年の節目の年を迎えます。 この地は古くから県北の中核都市として栄えてまいりましたが、合併によりお互いの長所を生かし、産業、文化、交通など、様々な分野でさらなる発展を遂げることができました。 特に、産業面では、農業、商業、工業の各分野で、県内トップクラスに位置する中、工業分野では県下第2位の製造品出荷額等を誇る発展を遂げました。
この節目の年、キャッチコピー「進め、明日のその先へ」を掲げ、市民の皆様と共に、20周年を祝い、その先に向けて新たな一歩を踏み出したいと思います。
令和7年度予算について
次に、先日閉会となりました、3月市議会定例会では、市政の重要案件につきまして慎重にご審議をいただきました。令和7年度当初予算は、一般会計で797億円となり、過去最大の予算総額といたしました。 特に、子育て世代の経済的な負担軽減を図るため、0歳児から2歳児までの保育料について完全無償化するほか、住民の利便性向上や地域活性化の核となる「北部地域振興交流拠点施設」の整備に向けた基本計画の策定、市民生活の利便性を向上させるためのスマートシティの推進など、熊谷の未来のまちづくりに繋がる事業に積極的に予算措置を行いました。
また、八潮市における道路陥没事故を対岸の火事とせず、引き続き、道路インフラ等の点検や整備を行うほか、物価や人件費の上昇などへの対応、防災・減災事業、子育て環境の向上、地域経済の活性化に資する施策、安心・安全、健康、福祉、環境、教育など、市民生活に直結した事業に対しましても必要な予算配分を行いました。
魅力あふれる熊谷へ向けて
さて、今年は、これまで準備を重ねてきた取組が、実を結び、リアルに動き出す、重要な年になります。
まず、この3月には、本市を中心とした周遊拠点となる、「熊谷駅観光案内所」がオープンしました。 また、子育て世代を支援し、未来を担う子どもたちが安心してすこやかに過ごせる場となる「子育て支援・保健拠点施設」も来年4月のオープンに向け、建設工事を進めています。
さらに、生涯学習や市民活動、コミュニティ活動のフィールドとなる「(仮称)第2中央生涯活動センター」の建設や、「食✕子ども」を設計コンセプトとする(仮称)道の駅「くまがや」の建設も始まります。
また、多様な移動ニーズにきめ細やかに対応し、交通の利便性向上を図るため、乗合型AIオンデマンド交通が妻沼地域でスタートします。
このように、魅力あふれる熊谷へと変わっていく姿を、市民皆様に実感していただきつつ、 さらに、「20周年」の先にある、本市の発展や未来のまちづくりをしっかりと見据え、「利根川新橋の整備促進」、「熊谷渋川連絡道路の事業化」などの施策も、早期実現に向け、 熱い想いと強い覚悟をもって、引き続き、力強くその歩みを進めてまいります。
結びに・・・
4月は環境の変化により、体調を崩しやすい時季でありますので、市民の皆様には十分に健康にご留意いただくことをお願い申し上げ、新年度の始めに当たっての挨拶といたします。
