帰宅困難者対策~むやみに移動を開始しないこと~
更新日:2020年3月5日
「むやみに移動を開始しない」が基本原則です
大地震などの災害時に、鉄道や交通機関の運行停止により、帰宅困難者が一斉に帰宅を始めると、駅周辺は非常に混雑し、「集団転倒の発生」や「建物倒壊や落下物により死傷する」おそれがあります。
このような混乱を防ぐためには「一斉帰宅を抑制すること」が重要です。
まずは身の安全を確保したうえで、落ち着いて状況を把握し、できるだけその場にとどまりましょう。
1.災害時に「駅周辺へ殺到しないよう」にご協力を!
駅周辺では、鉄道や交通機関の運行停止により、帰宅困難者があふれて混雑していたり、帰宅・送迎の車などで道路が渋滞していたりするおそれがあります。
その結果、緊急車両が通行できないなど「救助・救急・消火活動等の妨げ」にもつながります。
混乱を最小限に抑えるためにも、「駅周辺へ殺到しないよう」ご協力をお願いします。
2.企業等は、従業員が施設内にとどまれるように「水、食料等の備蓄」をしておきましょう
従業員の一斉帰宅が救助・救出活動の妨げとならないよう、企業等は従業員等をできるだけ施設内に待機させることが大切です。
そのためにも、日頃から水や食料等の備蓄をしておきましょう。
備蓄の目安(3日分の場合)
【主食】乾パン、クラッカー、アルファ化米、カップ麺
1人あたり9食
ペットボトル入り飲料水
1人あたり9リットル
毛布、保温シート
1人あたり1枚
その他
簡易トイレ、トイレットペーパー、敷物、携帯ラジオ、懐中電灯、乾電池、救急医薬品類、など
3.「安否確認・情報収集手段」を確保しましょう
大地震などの災害時に、多くの人が連絡を取り合うため、電話がつながりにくい状況になります。
このような状況でも安心して施設内に待機できるよう、家族の安否確認を行うための複数の連絡方法を確認しておきましょう。
また、災害時には時間の経過に伴い、状況が変化します。適切な行動をとるため、正確な情報を収集しましょう。
安否確認の方法
災害用伝言ダイヤル「171」・・・安否情報を「声」で登録
震度6弱以上でサービスが利用できるようになります。
忘れて「イナイ(171)?」と覚えましょう
■利用方法
1.「171」をダイヤル(ガイダンスが流れます)
2.録音の場合「1」、再生の場合は「2」をダイヤル
3.被災地の方は自宅の電話番号を入力
被災地以外の方は被災地の方(安否を知りたい方)の電話番号を入力
災害用伝言板(携帯電話・PC)・・・安否情報を「文字」で登録
ご自身の安否情報を文字で登録します。安否情報は、携帯電話やパソコンから確認できます。
NTTドコモ(外部サイト)
KDDI:au(外部サイト)
ソフトバンク(外部サイト)
中継地点(親類や知人)をつくる
被災地どうしの連絡が取れない場合でも、被災地外との連絡は比較的とりやすい場合があります。被災地外の親類や知人に中継地点となってもらい、連絡を取り合う方法も有効です。
公衆電話を利用する
公衆電話は、「災害時優先電話」になっているため、一般電話よりつながりやすくなっています。また、大規模災害発生時には、NTTが設置する公衆電話では無料で通話ができます。
情報収集の方法
熊谷市ホームページ
熊谷市公式フェイスブック・ツイッター(@kumagayacity)
メール配信サービス「メルくま」での配信内容を自動投稿するほか、各種の緊急情報等を発信します。
熊谷市公式フェイスブック(外部サイト)
熊谷市メール配信サービス「メルくま」
防災無線の放送内容、気象・震度情報、災害情報、避難情報を予め登録した携帯電話等に配信しています。
その他
無料で使える防災アプリ「全国避難所ガイド」をご活用ください
アプリ起動と同時に現在地から近い避難場所・避難所を検索します。検索した避難所や地図は、オフライン時でも表示されます。
熊谷市は同アプリ開発元「ファーストメディア株式会社」と災害協定を結んでいます
平成29年9月22日、熊谷市とファーストメディア株式会社との間で、「災害時における防災情報等の提供協力に関する協定(外部サイト)」を締結しました。
この協定は、熊谷市内において地震等による大規模な災害が発生した場合、同社が提供するアプリ「全国避難所ガイド」を活用して、市民の皆さんに防災情報等を発信することが可能となります。
本アプリを登録することにより、熊谷市内のみならず、全国の避難場所・ハザードマップ情報・AED設置情報等が確認でき、また、GPS機能等を利用し、避難場所に誘導する機能等の利用も可能になります。
本協定の締結は、県内初となります。
アプリの利用方法
防災アプリ「全国避難所ガイド」の使い方はこちら(外部サイト)をご覧ください。
利用料は無料です(※インストールやアプリ使用に関わる通信費については各自でご負担ください)。
ダウンロード方法
iPhone用QRコード
AppStoreのダウンロードページ(外部サイト)が開きます
Android用QRコード
GooglePlayのダウンロードページ(外部サイト)が開きます
あなたの滞在、帰宅を支援します
災害時帰宅支援ステーション(コンビニ・ファミリーレストラン・ガソリンスタンドなど)
災害時に混乱が収まってから徒歩で帰宅する人たちのために、水道水、トイレ、地図等による道路情報、ラジオ等で知り得た被災情報などを、可能な範囲で提供してくれます。
右の黄色いステッカーが目印です。
帰宅困難者待機場所(文化センター、熊谷文化創造館さくらめいと)
熊谷市は、大地震等の災害時に駅周辺の市有施設に帰宅困難者一時滞在スペースを設置し、一時的に帰宅困難者にとどまっていただきます。
その際は、可能な範囲で飲料水、食料等の配布を行います。
帰宅困難者対策チラシ(熊谷市主要駅周辺帰宅困難者対策協議会:平成29年12月作成)
帰宅困難者対策チラシ(計4ページ)(PDF:4,259KB)
鉄道事業者、駅周辺の宿泊施設、商業施設、商工会議所、警察、県、市が構成する「熊谷市主要駅周辺帰宅困難者対策協議会」で帰宅困難者対策をまとめたチラシを作成しました。ぜひご活用ください。
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