平成29年度熊谷市主要駅周辺帰宅困難者対策訓練【実働訓練】
更新日:2019年3月12日
平成30年2月21日、地震発生を想定した帰宅困難者対策訓練を実施しました(会場:熊谷駅周辺から桜木小学校まで)
注意:本来、帰宅困難者待機場所となる施設は「文化会館」ですが、耐震工事中であったため、本訓練では「桜木小学校」を待機場所として設定しました。
駅事業者、宿泊施設、大規模商業施設、県及び市等で構成する「熊谷市主要駅周辺帰宅困難者対策協議会」が行う初めての訓練でしたが、47人の参加者が実地で帰宅困難者対策の基本的な流れを体験することにより、災害時の誘導や各構成員の役割について検証することができました。
また、熊谷市長、市マスコットキャラクター「ニャオざね」とともに駅構内で啓発チラシの配布を行い、利用客に「災害時の一斉帰宅の抑制」を呼びかけました。
訓練の概要
集合・あいさつ
集合
駅長あいさつ
10時:駅構内でのチラシ配布
熊谷市長も配布に参加
ニャオざねも対策を呼びかけました
10時30分:訓練開始~地震発生~駅の外へ避難
緊急地震速報が流れ、身を守る
JR職員に従い、いったん外へ避難
駅構内の安全確認の間、北口外で待機
駅構内の看板等が落下・破損していないか確認
安全が確認されたため、駅構内に戻る
市から駅長へ総合案内所の開設報告
参加者の声(アンケートより)
- マイクでのアナウンスの他、構内放送、駅デジタルサイネージ、ツイッター、掲示板(ホ
- ワイトボード)など様々な手段で情報を伝達していたので安心でした。
- 繰返し案内があり、分かりやすかった。
- 周囲の音で、案内・指示が聞き取れないことがありました。
- 発生後、北口での一時滞在者が多い場合、どう対応するのかが問題だと思います。
- 誘導を指示するときには、多数の誘導者が必要。
(随時)ツイッター・駅デジタルサイネージによる広報訓練
訓練にあわせて市公式ツイッターで呼びかけを行う(ハッシュタグを使用)
リアルタイムで駅デジタルサイネージでも注意喚起の広報を行う
- ツイッター・駅デジタルサイネージは、市役所内のパソコンから広報文を入力しました。
- 駅での訓練と連動して「駅への殺到を避ける呼びかけ」「総合案内所の開設」「待機場所の開設」等のメッセージを発信しました。
参加者の声(アンケートより)
<ツイッター>
- 現在、携帯電話を持っていない人は少数なので、(ツイッターでの広報は)良い。
- 災害時に備えて、どれだけ平時からツイッターを広報できるか。
- 市だけでなく、協議会のメンバーが情報共有して発信できると良い。
<駅デジタルサイネージ>
- デジタルサイネージが市役所とつながっていると聞き、対策が進んでいると感じた。
- 改札前にあるのでとても見やすいと思います。
- 目線より高い位置にあり、気づかない可能性が高い。気づいてもらえるようにする必要あり。
- 今回は訓練のため情報が少ないが、実災害時には多くの情報発信が行われるようにお願いします。
- デジタルサイネージだけでは分かりにくい。モニターでの画面表示も必要。
10時50分:熊谷駅南口に総合案内所を開設
帰宅困難者が南口へ移動
市が総合案内所を開設
帰宅困難者に地図や備蓄品を配布
交通情報、災害情報等を提供
参加者の声(アンケートより)
- 受付後、どこにいたらよいか分かりづらかった。
- 誘導係が2~3箇所にいれば、迷わないと思います。
- 鉄道情報等の案内文がありましたが、もう少し太字の方が良かった。
- 表示は一目で分かるようできるだけ大きく、詳しい方が良い。
- 待機場所にまとまって行くのか、各自行くのか分かると良いのではないか。
- 「帰宅断念者はこちらへ」「徒歩で帰れる人はこちらへ」と声をかけながら誘導したら、多人数の時には良いと思う。
11時:帰宅困難者待機場所(桜木小体育館)開設
※本来、帰宅困難者待機場所となる施設は「文化会館」ですが、耐震工事中であったため、本訓練では「桜木小学校」を待機場所として設定しました。
渡された地図を見ながら各自で移動
交差点では警察による誘導
約400mを徒歩で移動
約10分で待機場所(桜木小)に到着
参加者の声(アンケートより)
- 地図があったので分かりやすかった。
- 地図を分かりやすくしてほしい。
- 地元の人でない場合、動けるのか不明。
- もう少し遠い場所まで行くとなると、曲がり角に人の配置が必要。
- 案内する人を立たせてほしい。場所が分かりづらい。
- 災害時は道路もボロボロになっているため、大きい道路に出る際は注意が必要。
- 信号で混乱するかも。
- 警察官が交差点で誘導している点は良かった。
11時10分:帰宅困難者待機場所での受入訓練
目立つように看板を設置
受入名簿への記入、滞在証・備蓄品を交付
総合案内所(駅南口)から帰宅困難者待機場所(桜木小)受付の流れ(PDF:442KB)
参加者の声(アンケートより)
- スムーズに受付が行われていた。
- 1列に並べて配布する必要があると思います。
- 多数になった場合、効率よく受付する方法が心配。
- トイレの位置図があれば良いと思った。
- 災害発生時のシミュレーションが行えてよかった。
11時20分:市危機管理室による防災講演
市内活断層や熊谷駅利用客の特性について講演
保温アルミシートの使用体験
現在地の住所・施設名や災害情報等を提供
滞在証に「退去時間」を記入して回収
参加者の声(アンケートより)
- 配布された「乾パン・水・アルミシート」を持ち帰って体験させていただきます。
- 保温用のアルミシートの機能性に驚きました。
- 携帯トイレが必要。
- (冬の場合)カイロがあれば良い。
- 待機場所に冷暖房完備の部屋があれば良い。
11時50分:訓練終了
左から、JR熊谷駅長、ニャオざね、熊谷市長
参加者の声(アンケートより)
- 改めて備蓄品の準備を再確認するなど、防災意識をさらに高めていこうと思った。
- 桜木小での防災講演が非常に分かりやすく良い勉強になったと思います。
- 今後は市民を入れての訓練をやるとやらないとでは、大きな差が出ると思います。
- 実際に徒歩帰宅もしてみれば、感情論も含めて様々な課題が出るかも。
- 民間施設への誘導・開設訓練が必要だと感じました。
参加者アンケートの結果をまとめました
今後も駅事業者、宿泊施設、大規模商業施設、県及び市等で連携を図り、災害発生時の帰宅困難者対策を推進してまいります。
参考リンク
平成30年度熊谷市主要駅周辺帰宅困難者対策訓練【情報伝達訓練】
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