平成30年度 熊谷市総合防災訓練&みんなの防災フェアを実施しました
更新日:2018年9月5日
平成30年8月25日(土曜日)、熊谷荒川緑地自由広場(荒川大橋東側)で平成30年度熊谷市総合防災訓練&みんなの防災フェアを実施しました。
当日は35度近くまで気温が上がり、炎天下の訓練となりましたが、防災関係機関、事業所等の約60機関、市民の皆様を含め、約1000人が参加し、無事終了することができました。
また、自然災害体験車による3D災害体験、水消火器による初期消火、応急救護などの体験、炊き出し、災害用伝言ダイヤル、防災用品などの展示といった参加フリーの「みんなの防災フェア」にも多数ご来場いただき誠にありがとうございました。
概要
日時
平成30年8月25日(土曜日)9時~12時
場所
熊谷荒川緑地自由広場(荒川大橋下流側左岸)
訓練想定
(1)8月25日(土曜日)9時30分、埼玉県北部を震源域とする直下型地震が発生した。気象庁熊谷地方気象台の発表によれば、熊谷市における最大震度は6強、地震の規模はマグニチュード8.1である。
(2)本市内においては、家屋の倒壊、道路の損壊等のほか、電気、ガス、水道、電話等、ライフライン施設に大きな被害が発生している。また、火災も各所で発生し、被災者及び死傷者も、かなりの人数に及んでいる模様である。
(3)上記の状況を踏まえ、市長は、直ちに熊谷市災害対策本部を設置し、関係機関に対して、被害情報の収集、被災者の救出及び救護、救援活動並びに応急仮復旧対策を実施するよう要請する。
訓練の様子
9時:開会式
参加者整列
市長あいさつ
9時30分:災害対策本部設置訓練
本部長から本部員へ指示を行う
9時35分:情報収集訓練
関係機関が被災情報を収集
情報を集約して報告
9時40分:広報訓練
広報車を使って市民へ避難情報等を伝える
9時45分:避難訓練
事業所集団避難訓練
消防団・消防団後方支援隊等が誘導し避難
自治会(自主防災組織)避難訓練
外国人避難訓練
ろう者を対象とした避難訓練
要配慮者は、担架やリヤカーを使って避難
ペットをケージに入れて避難するペット同行訓練
帰宅困難者の誘導訓練
9時50分:住民による災害対応訓練及び各種連携訓練
初期消火訓練
燃焼皿の油火災を消火
仮設トイレ設置訓練
電気(照明)設備仮設訓練
奈良地区から無線で安否確認を報告
(奈良地区で同時実施した住民安否確認)
10時5分:負傷者救助救出、救護及びトリアージ訓練
消防団員による負傷者救出
自治会による負傷者の応急処置
自治会と消防団員が協力して対応
消防職員・消防団員による負傷者搬送
竹と毛布を使って搬送用の担架を作成
負傷者の救出
10時25分:道路啓開訓練
重機等で障害物を除去
交通路を確保
10時35分:救援物資輸送、受入れ及び搬送訓練
自治会と協力し、トラックに積込む
10時45分:救助救出訓練及び消火訓練
倒壊家屋へ到着
脱出不能者の救出作業
家屋からの救出
消防団による遠距離中継送水
出火建物の消火活動
11時10分:ライフライン事業者による復旧等訓練
水道施設仮復旧訓練
ガス供給施設仮復旧訓練
電力施設仮復旧訓練
飲料水の応急給水訓練
9時40分~12時:みんなの防災フェア(災害体験・展示コーナー)
災害に関する展示コーナー
天気も良く、大変にぎわいました
一般見学者による応急手当体験
AEDの使い方を指導
水消火器を使った初期消火体験
自衛隊の災害派遣車両展示
煙体験ハウスを設置
お子様も多くいらっしゃいました
多くの企業・団体に出展して頂きました
おにぎり・みそ汁の炊き出しも大人気
11時35分:閉会式
消防長講評
防災士による訓練点検(評価)
今回の総合防災訓練は、初の試みとして「防災士による訓練点検(評価)」を実施しました。
市内防災士16名が参加
たすきをかけて会場内を視察・評価
防災士とは・・・
地域社会の様々な場で、減災および地域防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために十分な意識・知識・技能を有する者として、特定非営利活動法人日本防災士機構の認証を受けた方のことです。
市では「防災士」取得を支援しています
防災士による訓練の点検(評価)結果について
訓練点検(評価)のまとめ【計13ページ】
防災士による訓練の点検(評価)まとめ(PDF:1,431KB)
この防災士による評価結果を踏まえ、今後より実効性のある防災訓練を検討していきます。
ご協力ありがとうございました
市民の皆様及び各種団体等のご協力を頂き、無事訓練を終了することができました。今後もこうした訓練を通じて、防災意識の向上を図り、いざという時に冷静に行動ができるよう対策を講じてまいります。
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