このページの先頭です

「みんなで運営し、みんなが安心できる避難所」を目指して、避難所運営委員会を始めましょう!

更新日:2025年3月12日

避難所のことを、普段からみんなで話し合いませんか?

 大地震への備えかたには様々なものがあります。ご家庭での備蓄や、地域での防災訓練などがイメージしやすいかと思います。では、「避難所運営委員会」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?
 避難所運営委員会は、大地震などによる長期の避難所生活の中で、生活のルールや係の分担を自分たちで決め、避難所を運営していく組織です。
 この避難所運営委員会は、発災後に初めて結成するよりも、平時から組織を作っておくほうが何倍も効果的です。

平時から避難所運営委員会を作るメリット

 平時から組織を作るべきメリットは多くありますが、代表的なものは次のとおりです。

  • 平時に落ち着いて生活のルール作りをすることができる。
  • 普段から少しづつ取り組むことができる。
  • 地域の交流のきっかけの一つになる。

 ぜひ地域で避難所運営委員会を結成し、「みんなで運営し、みんなが安心できる避難所」を目指して、話合いを始めませんか?

熊谷市は避難所運営委員会設置要綱を策定し、避難所運営委員会の活動を支援します!

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。熊谷市避難所運営委員会設置要綱(PDF:116KB)

なぜ避難所運営委員会が必要なの?

 市では、災害発生時に、住民が一時的に避難する必要がある場合、「熊谷市地域防災計画」に基づき、市災害対策本部から派遣した避難所担当職員が主体となって、学校等に避難所を開設します。
 しかし、災害の規模が大きければ大きいほど、職員の到着の遅れや被災などにより、「避難所の開設が大幅に遅れる。」、「十分に職員を派遣できずに避難所運営に支障をきたす。」、「被災者である地域住民等の細かいニーズを吸い上げる必要が出てくる。」など、現実問題として、職員だけでの避難所の開設や運営は困難となります。
 突如として発生する災害に対し、避難所を開設し、先ずは発災直後から3日間・72時間の混乱期においては、住民自らが、生き残るための最低限のことを、自分たちで最優先に行っていく必要があります。
 そのためには、事前に避難所となる施設を中心に、地域の自主防災組織や町内自治会などが一体となった「避難所運営委員会」を設立し、災害発生時に地域住民同士が連携しながら、主体的に避難所を開設・運営を行う体制を整えておく必要があります。

在宅避難者は参加しなくてもいいの?

 避難所は、在宅避難者へ支援物資を供給する拠点としての機能もあります。食料の供給を円滑に行うためにも、在宅避難しているかたが避難所運営に参加することが必要となります。

避難所運営委員会の作りかた

主な想定は地震です。

 熊谷市では、大地震を見据えた避難所運営委員会の活動を想定しています。水害時(注意)については、熊谷市は避難所の地域指定はしていないため、開設しているどこの避難所を利用してもよいのですが、地震の場合は事情が異なります。生活の拠点が、避難所と自宅の2か所になり、自宅の片付けなどをするために頻繁に往復することが考えられます。
 そのため、できる限り地域に近い避難所を選び避難所運営委員会を作るとよいでしょう。
(注意)の補足
床上浸水や河川の決壊などでも避難所での生活が長期化する場合があります。

参考資料 地域と避難所の位置関係

 地域で避難所を選ぶ際に、次の資料が役に立つかもしれません。自主防災組織(自治会)の区域とどの学校区(最大2つ)が重なっているかを一覧にしたものです。
 ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。資料 学校区と自主防災組織の位置のまとめ(PDF:467KB)
 ここでは、小学校と中学校をそれぞれ表にしていますが、可能な限り小学校を選定してください。理由は、災害時に人的資源や物的資源をできるだけ集約できたほうが、効率よく支援が行き届くからです。その最小単位として、熊谷市は小学校を第一避難所として位置付けています。

できる限り大きなまとまりをつくろう

 地域内でいくつもの避難所運営委員会ができるよりは、校区であったり、合同防災訓練を行っている大きなまとまりなど、大きい単位で活動を始めることをお薦めしています。なぜなら、一つの避難所に複数の避難所運営委員会がある場合には、合同訓練や話合いを開催し、それぞれで決めたことが食い違わないようにしていく必要が出てくるからです。
 そのため、同じ避難所を避難先としている避難所運営委員会があれば、積極的に交流し、新たな一つの避難所運営委員会として合流することも有効です。
 また、既存の避難所運営委員会に未結成地域が合流することでもスムーズなまとまりづくりができると考えます。

避難所運営委員会の名前を決めよう!

熊谷市では、避難所運営委員会の名前の付けかたについて次のようにしていただけるようお願いしています。
名前はこのようにつけてください。

  • 名前は「〇〇地区●●避難所運営委員会」とする。
  • 〇〇は地区名とする。
  • ●●は避難所(施設)名とする。

例えば、クマガヤ地区熊谷小学校の避難所運営委員会は「クマガヤ地区熊谷小学校避難所運営委員会」となります。

補足

 必ずこの方法でないといけないわけではありませんので、他組織と重複するおそれがないもので、地域の希望する名前があれば、それで差し支えありません。

規約を作ろう

 結成前の大きなステップとして、避難所運営委員会の規約づくりがあります。
 規約の中では、構成員や、具体的な係分担である活動班の仕事内容などが記載されています。
 参考例を作りましたので、これに地区名と避難所名を入れたものを作成し、さっそく地域で第一回の話合いを始めてみてください。
 「私たちの地域ではこのように変更しよう」とか「このような文言を足しておこう」とか、きっと様々な意見が出てくるはずです。
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。●●地区〇〇(施設名)避難所委員会規約(例)(PDF)(PDF:173KB)
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。●●地区〇〇(施設名)避難所委員会規約(例)(Word)(ワード:20KB)

補足

 地域の皆さんの中で認識を共有できていれば規約の変更は随時可能です。

参考

 令和6年度から熊谷市では、皆さんが避難所での活動をイメージして話合いが有効に進められるよう、「避難所開設・運営研修」を毎年約5から6地域ずつ開催しています。
 今後も継続して開催していきますので、避難所運営委員会結成に向けて受講を希望する地域のかたは危機管理課までお声がけください。

市に結成の届出をしよう!

 地域で規約がまとまったら、次の結成届を添えて、熊谷市役所本庁舎4階の危機管理課までご提出ください。
 避難先施設の施設管理者や避難所担当職員と情報を共有し、本ページ最下段に「結成済み避難所運営委員会」として名称を掲載します。
ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。〇〇地区●●(施設名)避難所運営委員会名簿兼結成届(ワード:18KB)

結成済み避難所運営委員会 一覧

 今後、随時更新します。

参考資料

市職員を対象としたマニュアルです。参考資料としてご活用ください。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DCAdobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

このページについてのお問合せは

危機管理課
電話:048-524-1111(代表)内線333 ファクス:048-525-9051

この担当課にメールを送る

本文ここまで