メタボリックシンドロームとは
更新日:2017年4月1日
内臓脂肪の蓄積による肥満に加え、血糖・脂質・血圧のうち2つ以上が基準値を超えている状態をメタボリックシンドロームといいます。
メタボリックシンドロームは動脈硬化を進行させる!
メタボリックシンドロームは、自覚症状がほとんどありません。
そのため、つい放置しがちですが、そのままにしておくと、糖尿病や脂質異常症、高血圧症を引き起こし、動脈硬化を進行させます。
その結果、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる病気を引き起こす恐れがあります。
健康診断でメタボリックシンドロームをチェック
下記の表で、内臓脂肪蓄積に加え、「血糖」「脂質」「血圧」のうち2つ以上あてはまるとメタボリックシンドロームです。
診断基準 | |
---|---|
内臓脂肪蓄積 |
男性85cm以上、女性90cm以上 |
血糖 | 空腹時血糖110mg/dl以上 |
脂質 | 血清中性脂肪(TG)150mg/dl以上 |
血圧 | 収縮期(最大)130mmHg以上 |
※ウエスト周囲径は、内臓脂肪100平方センチメートルに相当します。CTスキャン等による測定が望ましいとされています。
あなたの体の状態は?
メタボリックシンドロームチェック表
BMIと標準体重
また、適正体重を知る方法にBMI(体格指数)・標準体重があり、上記の計算で判定できます。
BMIは「体格を表す指数」で、22前後の人は病気にかかりにくいことがわかっています。
標準体重とは現在の身長に対して健康的な体重のことです。
たとえ、体重が適正であっても筋肉が少なく、内臓脂肪が多い人は要注意です。
健診の数値で「ちょっと高め」は要注意
「血糖が高め」「脂質が高め」「血圧が高め」・・・健診などでそう言われたときは、要注意です。
メタボリックシンドロームの診断基準は、生活習慣病としての「糖尿病」「脂質異常症」「高血圧症」の診断基準とは異なっています。
軽度の異常でも動脈硬化の危険があります。
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