家屋は年々古くなるのに税額が下がらないのはなぜですか
更新日:2010年2月24日
家屋については、3年ごとに評価の見直し(評価替え)を行っています。この評価替えの方法は、まずその時点において新築時と同じ材料を使用し、全く同じ家屋を建築するとした場合に要する費用(再建築価格)を求め、その価格に家屋が建築されてからの経過年数に応じた減価率(経年減点補正率)を乗じて新しい評価額を求めるものです。その結果、評価替えの対象期間(3年間)において、再建築価格の積算基礎となる建築費等の上昇率が減価率を下回る場合は、評価額が下がることになります。また、建築費等の上昇率が減価率を上回る場合は、逆に評価額が上がることになりますが、このような場合には原則として評価替え前の価格に据え置くこととされています。このように、家屋を評価するにあたっては建築費等の上昇率なども関係することから、家屋が年々古くなるということだけで固定資産税が必ずしも下がることにはならないのです。