熊谷市 公共施設マネジメントの取組　これまでのあゆみ

　熊谷市の公共施設マネジメントへの具体的な取組は、平成23年10月にスタートしました。以降、全国的に進んでいる人口減少や少子高齢化等を踏まえ、長期的視点から、計画的に施設やインフラの更新・統廃合の検討を進めています。

　市庁舎や公民館、学校や保育所、保健センターや消防署等、現在、熊谷市が保有・管理（マネジメント）する公共施設の多くは、1970年代から90年代を中心に整備されたもので、その老朽化が進んでおり、2030年代から50年代にかけて一斉に更新（建て替え）の時期を迎えます。
　また、そのための財政投資は、今後40年間で約5,400億円と推計され、人口減少による税収減が見込まれる中、現在ある施設をこのまま維持していくことは、極めて困難な状況にあります。だからといって、古くなった公共施設そのものをなくしてしまうと、今度は行政サービスのレベルが著しく低下してしまいます。
　そこで熊谷市では、公共施設の総量は減らしても、行政サービスの水準（質）は維持・向上させるという視点で、市民の皆様と市とが、情報や問題意識を共有しながら、さらに魅力ある市を創っていくことを目指して、下記のような公共施設マネジメントへの取組を行っています。

　上記の他にも、主に子育て世代を対象に、市内の地域子育て支援拠点で説明会を行ったり（計6回）、「市政宅配講座」で申し込みされた方に向け、希望される内容について個別に説明会を開催しています（計8回）。

　本市の公共施設マネジメントに関する各計画は、社会状況や市民の皆様のニーズに沿うよう、今後も柔軟に検討を重ね、内容に修正を加えていく予定です。
　20年後、30年後、もっと先の未来に、熊谷市がより活気にあふれた魅力ある市となるよう、市民の皆様と一緒に考えていきます。