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奈良地区防災計画

更新日:2023年5月2日

「奈良地区防災計画」が改定されました(令和5年2月)

奈良地区では、平成31年2月に「地区防災計画」を作成していましたが、令和5年2月に修正を加え改定しました。
奈良地区防災計画はこちらからご覧いただけます。

「奈良地区防災計画」が完成しました(平成31年2月)

 奈良地区では、自治会、自主防災組織をはじめ、地域で活動する消防団、おやじの会など、24団体が結集し、「奈良地区防災計画検討委員会(委員長:細田茂)」を結成、(1)防災マップの作成、(2)安否確認タオルを活用した訓練、(3)合同防災訓練の実施等を通じて、防災・減災の仕組みを検討してきました。
 この度、地域独自の防災計画(※)をとりまとめ、本市初となる「地区防災計画」が作成されました。
 平成31年2月20日に市長に完成を報告し、同月22日開催の熊谷市防災会議において、市の地域防災計画に位置付けることとしました。

(※)「地区防災計画」制度とは

東日本大震災の教訓(=地域コミュニティにおける共助が避難誘導、避難所運営等で重要な役割を果たす)を踏まえ、平成26年4月に災害対策基本法第42条の2に規定された仕組みです。地域が主体となって、地域特性や過去の災害を踏まえて作成する「自分たちの地域の防災計画」です。

平成31年2月20日、市長に計画完成を報告しました

私たちの奈良地区はまとまりの良さでは、他の地域にひけをとらない。みんなで汗をかいて作った計画であり、地域を自分たちで守ろうという決意でもあります。

計画作成の「あゆみ」

「奈良地区」では、様々な組織・団体が協力し、災害による悲劇を減らすため、下記の3つの取組を通して、「安心・安全な地区づくり」に向けた奈良地区の防災計画を作成しました。
(『市民協働「熊谷の力」地区防災計画策定事業』として市も応援しています)

1.防災マップの作成(平成30年5月から8月まで)

地図を持って、班ごとに、まち(奈良地区)を歩き、災害時に役立つ施設や危険な場所などを確認しました。時節柄、暑い時期での作業となりましたが、熱中症・交通事故に気を付けながら、奈良地区をくまなく歩き、点検しました。結果は2メートル大の地図に集約しました。

方法

調査班

自治会の班ごと、5から7人のチームとし、班長、カメラ係、点検係など役割分担しました。

持ち物

住宅地図・カメラ・飲料水、腕章、チェックシート等

点検項目

公共施設、避難できる広場・高い場所を確認したほか、場所の特性をシールで表示しました。
「青シール」:避難の助けになる施設(防火水槽、コンビニ、公衆電話等)
「黄色シール」:注意が必要な場所(見通しの悪い道路等)
「赤シール」:危険と思われる場所(機器の載った電柱、看板、ブロック塀、過去に冠水した場所等)

2.安否確認の訓練(平成30年8月)

8月25日(土曜日)、市の総合防災訓練の開催に合わせ、班ごとに住民の安否確認を行い、奈良地区で集約する訓練を行いました。
家族ともに無事な場合は「安否確認(黄色)タオル」を玄関など、見やすい場所に掲げるルールとしました。奈良地区1,797件のうち、タオルの表示率は83パーセントと高く、アマチュア無線により、市の総合防災訓練会場に報告しました。
(事前にタオルを配付、自治会・防災会が訓練参加を広報車で呼びかけました)

3.奈良地区の合同防災訓練(平成30年11月)

11月9日(金曜日)、奈良小学校を会場に奈良地区の合同防災訓練を開催しました。当日は、奈良小学生35名、中学生35名も参加し、地域の自治会、自主防災会の皆さん250名と力を合わせて、積極的に訓練に参加してくれました。

訓練種目

1.避難誘導訓練

班ごとに地域の安否確認後、小学校に参集

2.災害対策本部設置訓練

情報収集、応急対策の指示等

3.避難所開設・運営訓練
  1. 避難所訓練:避難者の受付、誘導、ルールの検討
  2. 運営訓練:ワンタッチテントの設営、段ボールベット等の作成
  3. 情報収集伝達訓練:被害状況の把握(DIG)
  4. 救護訓練:煙道体験、応急救護、心肺蘇生、簡易担架作成
  5. 救援物資受入・配給訓練
  6. 防災資機材使用訓練:仮設トイレ組立、発電機、バルーン設置点灯

奈良地区防災計画検討委員会

奈良自治会連合会・上奈良自治会、中奈良自治会・中奈良道上自主防災会、下奈良自治会、集福睦会自治会・集福睦会自主防災会、市営中妻団地自治会、県営下奈良団地自治会、上奈良自主防災会、中奈良前内出自主防災会、中奈良後原馬場自主防災会、中奈良奈良新田自主防災会、中奈良明戸GC21自主防災会、下奈良自主防災会、民生児童委員、奈良小学校区連絡会(奈良公民館)、奈良消防団、奈良おやじの会、奈良婦人会、奈良コスモス加工研究会、奈良地区青少年健全育成会、奈良地区社会福祉協議会、JAくまがや奈良支店(地域協力企業)、福田鐵工(地域協力企業)、奈良小学校PTA、奈良中学校PTA

委員長から

奈良地区では、東日本大震災(平成23年3月)をきっかけに、地区内の自治会や自主防災会をはじめ、小中学校とも連携して「合同防災訓練」に取り組んで来ました。
本年(平成30年)5月、地区で活躍する多様な24組織・団体が結集し、「自分の地区は自分達で守る」ため、自分たちの防災計画を策定する運びとなりました。
この地区には、住民相互のコミュニティと強い絆があります。地区防災計画の検討作業を通じて、改めて、その大切さ、ありがたさに気づかされました。
奈良地区防災計画検討委員会委員長:細田茂

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電話:048-524-1111(代表)内線333 ファクス:048-525-9051

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