大麻生陸閘(おおあそうりくこう)
更新日:2020年7月27日
大麻生陸閘とは
大麻生陸閘は、現在荒川に唯一残っている陸閘で、熊谷大橋上流の左岸堤防にあります。荒川では河川敷で砂利採取が盛んに行われていたため、採取した砂利を鉄道で運搬するために1954(昭和29)年12月に建設省(現国土交通省)により整備され、現在熊谷市が管理している施設です。
陸閘とは、堤防を切って設けられた河川への出入口を閉鎖する門のことで、この陸閘は増水時に堤内(住宅側)を洪水から守るため角落としと呼ばれる角材を積み上げて、堤防(堰)としての役割を果たします。
構造は、石積み擁壁および鉄筋コンクリート造りで、幅4.0メートル、長さ2.9メートル、高さ2.6メートルとなっています。
管理方法
年1回の自主点検を実施しています。
平成27年5月に行われた大麻生赤城自治会など関係者が参加した閉鎖訓練の模様。
閉鎖方法
台風等で荒川の水位上昇が予想される時には、国土交通省荒川上流河川事務所と連携を図り、荒川水位による設置判断基準に従い閉鎖をすることとなっています。閉鎖方法は、陸閘側面2列の溝に長さ4メートルの角材を積み上げて、角材との間に土のうを設置して堤防を締め切ります。
関係機関へのリンク
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維持課
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