平成22年度　はじめの一歩助成金活動情報　「劇団DOUBT-ダウト」

《「劇団DOUBT-ダウト」とは》
熊谷市を拠点としながら、演劇の原点である「身体・声・言葉」をその根底に据え、私達の現在と切り結ぶ舞台を創ることを目指しています。
演劇という作業の中で時代や世界に向かい「今」のテーマが「永遠」と出会う場所を探り、様々な社会現象の裏側にある「見えない部分」を見つめながら、表現に能う作業を地域に開かれた活動として、ここ熊谷を拠点にして、活動していきたいと考えています。

《助成金事業内容》
3月12(土曜)13(日曜)に文化創造館さくらめいと月のホールにおいて『卒業―「よだかの星」をめぐって』を上演予定。
上記、3月11日(金曜)の東日本大地震の影響により公演を延期。
5月5日(木曜・祝日)に文化創造館さくらめいと月のホールにおいて上演予定。
『卒業―「よだかの星」をめぐって』は宮沢賢治のよだかの星をモチーフに「学校」「家族」「いじめ」「命」の意味を考えます。

《事業の成果》
劇団ダウトでは座学を通しての勉強会、また市報にて広報して頂き、初めての一般参加によるワークショプを開催致しました。参加者によだかのモデルを演じてもらうことで、いじめの構造がくっきり浮き上がる瞬間があり、それはとても興味深いものであり、いじめはある閉じられた価値観の中で生まれているという実感を持つことができました。参加した皆さんからは、演劇の楽しさを体験できた、演劇を通して得たコミュニケーションの方法は今後の生活の中に役立つ、又参加したい、等、嬉しい感想をいただきました。