更新日:2021年2月26日
今回はオフサイドについてご紹介します。オフサイドってサッカーだけじゃないの?と思っている方もいるかもしれませんが、ラグビーにもオフサイドがあります。
オフサイドがわかると試合の流れが一層わかるようになりラグビーを見るのが楽しくなるので、ぜひこの記事を読んで一緒に覚えましょう!
1 オフサイドってどんな反則なの?
ラグビーではプレー中の選手はオンサイドプレーヤー(プレー参加可能)とオフサイドプレーヤー(プレー参加不可能)に分けられます。選手は通常オンサイドプレーヤーですが、プレー状況によってオフサイドプレーヤーとなります。オフサイドプレーヤーがプレーに参加してしまうとオフサイドを取られてしまいます。つまり、プレー参加不可能な選手がプレーに参加してしまった場合がオフサイドという反則になります。
以下の項目で各プレーのオフサイドをご紹介します。
2 モールやラックの場合
モールやラックの密集したプレーでは密集に参加している最後尾の選手の足の位置からオフサイドライン(ゴールラインに平行)ができます。このため、オフサイドラインのある最後尾からプレーに参加せず密集の横や前からプレーに参加するとオフサイドとなります。
また、ディフェンスする選手はオフサイドラインより後方でディフェンスラインを敷きます。モールやラックが解消されるよりも前にそのラインを超えてディフェンスをしてしまうとオフサイドとなります。このような状況で起こるオフサイドを「ラインオフサイド」と呼びます。
3 スクラムの場合
スクラムの時、スクラムを組んでいる最後尾の選手の足から5m下がった位置にオフサイドラインができます。この時、スクラムを組まない選手はスクラムが解消する前にこのラインを超えてプレーをするとオフサイドとなります。
ただし、スクラムハーフだけはスクラムでキープされているボールの位置がオフサイドラインとなります。
4 ラインアウトの場合
ラインアウトの時、ラインアウトのために並んだ両チームプレーヤーの間のラインからそれぞれ10m下がった位置にオフサイドラインができます。ラインアウトに参加しない選手は、ラインアウトが解消する前にこのラインを超えてプレーするとオフサイドとなります。
5 キックの場合
キックをした場合、キッカーの位置でオフサイドラインができ、キッカーも含めそれより前方にいる味方側の選手は、オフサイドプレーヤーになります。それらの選手がオンサイドプレーヤーになるためにはキッカーよりも後ろの選手が追い越す必要があります。もし、キッカーより前にいる味方が前方に動き出した場合オフサイドを取られてしまいます。
6 ノックオンの場合
ノックオンにもオフサイドがあります。ノックオンの時点でノックオンの反則を取られるのでは?と思われるかもしれません。ノックオンが起き相手の選手がボールを拾った場合を考えてみると、ノックオンが取られていない状況の方が相手側に有利になります。
実は、ノックオンオフサイドはこの様な状況下で起こり得ます。ノックオンをした時のその選手より前にいる味方選手はオフサイドプレーヤーになります。そのオフサイドプレーヤーがボールに触れてしまうとオフサイドを取られてしまいます。
7 オフサイドプレーヤーがオンサイドプレーヤーになるためには
基本的にオフサイドラインよりも後ろに行く、ボールを持っている人かオンサイドプレーヤーに追い越してもらうかでオンサイドプレーヤーになることができます。
また、相手側のプレーでもオンサイドプレーヤーになることができる場合があります。相手がボールを持って5m走った場合、相手がボールをキックまたはパスした場合、相手が故意にボールに触れミスした場合です。
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