【ポリオ】不活化ワクチンと生ポリオワクチンの違いについて教えてください
更新日:2012年4月1日
不活化ワクチンは、不活化した(=殺した)ウイルスからつくられています。
「不活化ワクチン」は、ポリオウイルスを不活化し(=殺し)、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して病原性を無くしてつくったものです。ウイルスとしての働きはないので、ポリオと同様の症状が出るという副反応はありません(ただし、発熱など、不活化ワクチンにも副反応はあります)。その他、百日せき、日本脳炎のワクチンが不活化ワクチンです。
生ポリオワクチンには、病原性を弱めたウイルスが入っています。
「生ワクチン」は、ポリオウイルスの病原性を弱めてつくったものです。ポリオにかかったときとほぼ同様の仕組みで強い免疫ができます。
免疫をつける力が優れている一方で、まれにポリオにかかったときと同じ症状が出ることがあります。
その他、麻しん(はしか)、風しん(三日ばしか)のワクチン、結核のBCGが生ワクチンです。
詳しくは厚生労働省ホームページ「不活化ポリオワクチンについて」(外部サイト)をご覧ください。
問合せ
母子健康センター 予防係 048-525-2722(直通)