アドバンス・ケア・プランニング(ACP) 始めませんか「人生会議」
更新日:2024年5月14日
「もしも」のときに備えた話し合いを
「人生会議」、または「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」とは、もしものときのために、自分が大切にしていることや望んでいること、どこで、どのような医療やケアを受けたいかを、自分自身で前もって考え、家族や信頼する人、医療・介護の専門職の人たちと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。
人は誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約7割のかたが、医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることができなくなるといわれています。
人生の最期まで自分らしく生きるため、「もしも」のときに備えて、自分の思いについて考え、家族や大切な人たちと話し合ってみませんか。
ちなみに、厚生労働省は11月30日(いい看取り・看取られ)を「人生会議の日」としています。
ACP普及啓発出前講座
普及啓発活動の一環として、団体向けに「ACP普及啓発出前講座」を実施しています。
講座実施を希望される団体は、長寿いきがい課(電話:048-524-1402)へお問合せください。
出前講座の様子をYoutube熊谷市公式チャンネル kumagaya cityにて公開しています。是非ご覧ください。
人生会議の進めかたの例
◆ステップ1
あなたにとって大切にしたいことを考えてみましょう。
今の思いや大切にしていること、生きがいやこれからやりたいことを整理してみましょう。
◆ステップ2
あなたにとって信頼できる人は誰か考えてみましょう。
思わぬ出来事であなたが意思表示できなくなったとき、あなたに代わって伝えてくれる人を決めましょう。
◆ステップ3
あなたの希望や思いについて、日頃から話し合っておきましょう。
最期にどこで過ごし、どんな医療やケアを受けたいですか。希望や思いを大切な人と話し合いましょう。
◆ステップ4
あなたの希望や思いを記録し、大切な人と共有しておきましょう。
話し合って決めたことや思いを書き記し、大切な人に伝えて共有しておきましょう。
希望や思いは状況によって変わることがあります。
ステップ1からステップ4を何度も繰り返し、考え直したことはその都度書き残しましょう。
私の意思表示ノート
自分が希望する医療やケア等について、大切な人と話し合い、意思を記すため、埼玉県医師会が作成したノートです。
長寿いきがい課(熊谷市役所1階 7番窓口)でも配布しています。(配布予定数には限りがあります。)
埼玉県医師会のホームページ(下部関連情報)または下記の画像からダウンロードもできます。
相談・お問合せ
人生会議を行うときは、家族や友人、医療・介護の専門職など、信頼できる人と相談して決めていくことが大切です。
もし意見が合わずまとまらなかったり、相談できる人がいなかったりする場合は、
かかりつけの医療機関や、次の窓口へご相談ください。
●熊谷市在宅医療支援センター
在宅医療や療養に関する相談窓口です。
熊谷市上之3854 熊谷生協病院内1階 電話:048-577-7625
相談受付
月曜日から金曜日 9時から17時まで
土曜日 9時から13時まで
(日曜日・祝日・年末年始を除きます)
●大里広域地域包括支援センター
高齢者のかたを支援する総合支援窓口です。
お住まいの地域ごとに担当が分かれています。担当のセンターを知りたいかたは、長寿いきがい課(電話:048-524-1402)にお問合せください。
市報くまがや(令和5年11月号)で特集されました
関連情報
このページについてのお問合せは
長寿いきがい課 介護支援係
電話:048-524-1402(直通)
