暑さ対策の歩み

熊谷市の暑さ対策の歴史がこのページに詰まっています!

暑さ対策を重点施策とした経緯

 熊谷市には気象台があるため、以前から天気予報ではそれなりの知名度がありましたが、全国的な猛暑であった平成16(2004)年に、これまで以上に注目されるようになり、熊谷の暑さが大きく発信されました。これをヒントに、暑さを逆手に取り、貴重な地域資源としてプラスに捉え、市民の気持ちの熱さ、人情の篤さなどの「あつさ」をキーワードとして、楽しみながら積極的にまちづくりに生かそうと「あついぞ!熊谷」ひとづくり支援事業を開始しました。これが「あついぞ!熊谷」の誕生です。

 この事業は、市民の方々が行う、「商店街40℃(度)セール」や「最高気温あてクイズ」、「打ち水大作戦」などの活動を、市が広報や補助金という形で応援するという市民と行政の協働事業であるとともに、地域と切っても切り離せない自然風土を資源と捉え、そこに住む市民の元気と結びつけることで、地域の展開の可能性を探るという試みでもありました。

 暑いという地域の特色を生かしたこの事業は、市民のある種の連帯感醸成につながり、個人・団体・企業が「あついぞ!熊谷」の冠をつけて行うイベントを市がポスター等でPR する「あついぞ!熊谷」冠エントリー事業には多くの応募が寄せられました。市民主体のイベントが増加したことは、地域活性化のみならず、市民活動の推進にも大きな役割を果たしました。この暑さを逆手に取ったまちづくりは、他自治体に例がなかったため、マスコミの注目度も高く「熊谷」の知名度向上にも大きく貢献しました。

 また、平成19(2007)年に当時の日本最高気温を計測したことを契機に、「熱中症から市民の健康を守ること」を緊急に取り組むべき課題に据え、この課題解決を図るとともに、「暑さ日本一」「快晴日数日本一」という特徴的な気象条件を生かした地域振興策にもつながるようなアイディアを全職員から募ったところ、400 以上のアイディアが寄せられ、初年度はその中から24 個を事業化し、「あつさ はればれ 熊谷流プロジェクト」(あっぱれ熊谷流)を立ち上げました。「あっぱれ熊谷流」は、平成20(2008)年度から平成29(2017)年度を計画期間とする第1次総合振興計画におけるリーディングプロジェクトに位置づけられました。さらに、3 年ぶりの猛暑となった平成22(2010)年からは、暑さ対策、熱中症対策の調査・研究及び事業の企画・立案を行う若手職員を中心とした暑さ対策プロジェクトチームを結成し、市民の生命、健康を守るための体制を強化し、熊谷オリジナルの暑さ対策を展開しています。

年表にまとめました。熊谷市の暑さ対策

平成16年度(西暦2004年度)

あついぞ!熊谷の誕生

全国的猛暑。熊谷市では猛暑日日数28日を記録(日本一)

「あついぞ!熊谷」冠エントリー事業

個人・団体・企業が「あついぞ!熊谷」の冠をつけて行うイベントを市がポスター等でPRする。

平成17年度(西暦2005年度)

「あついぞ!熊谷」ひとづくり支援事業実施

平成18年度(西暦2006年度)

「あついぞ!熊谷」のシンボルキャラクターのデザインが決定。全国公募により名前が「あつべぇ」に。

「熊谷市活性化プロジェクトチーム」が「雪くま」を考案

平成19年度(西暦2007年度)

国内最高気温(当時)40.9℃(度)観測(8月16日)

ヒートアイランド対策推進都市」を宣言(10月1日)

職員から暑さ対策のアイディア募集

植生インターロッキングブロック・保水性舗装の駐車場整備

平成20年度(西暦2008年度)

市民活動事業(はじめの一歩助成、子どもの見守り大作戦)

学校花緑いっぱい事業

壁面緑化推進事業

緑のカーテン推進事業

花緑いっぱい事業

小学校/中学校緑のカーテン推進事業

保育所遮熱塗装事業

熊谷駅広場冷却ミスト事業、高校総合体育大会冷却ミスト事業、うちわ祭冷却ミスト事業

住宅用太陽光発電システム普及事業

あついぞ!熊谷事業

あつべえうちわ事業

熊谷ブランド創造事業

FM-NACK5番組放送事業

ホームページPR事業

温暖化対策計画策定事業

見守り熱中症予防事業

熱中症予防情報発信事業

平成21年度(西暦2009年度)

低公害車導入事業

平成22年度(西暦2010年度)

熱線反射・断熱フィルム施工事業

熊谷市地球温暖化防止活動推進センター開設(10月)

熊谷市の猛暑日日数41日。最高記録を更新

平成23年度(西暦2011年度)

業務用新エネ・省エネ設備奨励事業

熱中症予防グッズ(クールスカーフ)配布事業

PR事業

平成24年度(西暦2012年度)

クールシェアの取組開始

平成25年度(西暦2013年度)

ひと涼みアワードで行政トップランナー特別賞を受賞(2回目)

応募団体302件。1団体のみ受賞

クール&スマイル事業

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。高知県四万十市(外部サイト)で41.0℃観測(8月12日)

平成26年度(西暦2014年度)

ひと涼みアワードでトップランナー賞を受賞(3回目)

応募団体423件。1団体のみ受賞

スマートハウス補助事業

平成27年度(西暦2015年度)

応募団体612件。各部門行政・民間各1団体受賞

ちびっこ元気事業

平成28年度(西暦2016年度)

応募団体652件。行政、民間各1団体が受賞。

ミストシャワー購入支援事業

平成29年度(西暦2017年度)

ひと涼みアワード2017で、最優秀声かけ賞官民連携部門と、トップランナー賞を受賞(5回目)

応募団体655件。行政、民間各1団体が受賞。

平成30年度(西暦2018年度)

ひと涼みアワード2018で、官民連携部門 最優秀賞を受賞

クックパッド・熊谷のページ事業

熱中症予防声かけ事業

涼くまグランプリ事業

ポータルサイト開設事業

令和元年度・平成31年度(西暦2019年度)

ひと涼みアワード2019で、トップランナー賞を受賞(6回目)

「暑さ対策」熱中症応急キット設置事業

「暑さ対策」中学生熱中症対策事業

令和2年度(西暦2020年度)

オンラインで開催された、ひと涼みアワード2020で、熱中症ケア部門 最優秀賞を受賞 

これまでの功績が評価され、アワード初の殿堂入りが決定

「暑さ対策」PR車両整備事業

「暑さ対策」熱中症に備えるガイドブック発行事業

「暑さ対策」遊具で遊べるんるん事業

「暑さ対策」暑さ対策マスター検定事業

令和3年度(西暦2021年度)

オンラインで開催された、ひと涼みアワード2021で、熱中症ケア部門 最優秀賞を受賞

「暑さ対策」外国人のための熱中症予防啓発うちわ事業

「暑さ対策」楽しく学ぼう!熱中症対策ドリル事業

「暑さ対策」すくすくはぐくまひんやりグッズ事業

令和4年度(西暦2022年度)

「暑さ対策」ラグササイズ動画で暑熱順化事業

「暑さ対策」通学で日傘をさそう事業

より詳しい情報はこちらの冊子でご覧いただけます。

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