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70 熊谷市の発展について

更新日:2021年11月4日

メールの内容

最近家庭の事情でさいたま市から熊谷市へ転入してきて1年が経ちました。
転入してくる前から不安だったのですが、熊谷の「活気の減衰」が見えている気がしてとても気になっております。
埼玉県の今後の目標や、熊谷市の方向性など調べさせていただいたのですが、「観光」や「食」などを主軸に考え、「高齢者」へ視点を向けているように感じました。もちろん全く若い世代に目を向けていないとも思いませんし、決して高齢者をないがしろにしているわけではございませんので悪しからず。ただ、人口減少している中、熊谷市は埼玉県内で3位の人口減少数という数値も目にしており、どうしてもそれだけでは、私が引っ越してきたこの街が、維持・発展していけるようには思えません。
若者を食い止め、人口増加し、税収を担保するためにも、例えば千葉県の流山市などのように、「企業誘致」ではなく「マーケティング」に目を向け、綺麗な商業施設を充実させ、首都圏で働く子育て世代が保育園へ預けやすいように駅前送迎施設を充実させるなど、もう少し本腰を入れて、「若者」が望んでいる街を目指してはいただけないでしょうか。
「食」も「観光」も結構ですし、そこから発展を望めるのもわかるのですが、これらだけで若い世代は定住してはくれませんし、どれだけ時間がかかるのか不明です。
過去の意見への返答も拝見させていただき、市内5箇所(アズなど)の商業施設の連携等々、新幹線の手当て、固定資産税の減免などの施策も存じてはおります。ですが、決定打になっておりません。満足のいくショッピングモールがないことなどは特に、現状で不便さを感じております。商業施設についてはどれも前時代的で、活気のある商店街があるわけでもなく、欲しいものがある、購買意欲の湧くお店は非常に少ないです。新幹線については期間限定なので使用しておりませんし、固定資産税は「住みたい」の「理由」になっておりません。結局「発展させることで、若い世代が安心して住みやすく、日常を楽しく過ごせる街」への政策は、本腰を入れては取り組まれていないように感じてしまいます。
今後ここに定住せねばならないかもしれないと思った時に、どれだけ熊谷を調べても不安が拭えず、意見を提出させていただきました。素人考えが過ぎて、好き勝手を言ってしまっておりますが、是非この感情をご理解いただき、まずは商業施設の本腰を入れた改善から臨んでいただけないかと思います。
大変失礼いたしました。

回答(令和3年8月30日)

 いただきました「市長へのメール」にお答えいたします。
 先日、令和2年国勢調査速報結果が発表され、5年間の人口減少数で、本市が県内一位という結果となったことを大変重く受け止めています。特に進学や就職を機に転出される若年層が多いことから、持続可能なまちづくりの観点からも、若い人たちに暮らし続けたいと思っていただけるような魅力の創出は重要と考えております。
 近年は、郊外の農地や街中の大規模工場跡地等に「新たな街を一からつくる」というまちづくり手法も見受けられますが、本市は、郊外への大規模商業施設の立地は法規制上非常に難しく、また、街中には活用可能な大規模な未利用地もありません。
 大規模な商業施設が新たに立地する、というのも1つの方法ではありますが、本市ではそれとは別に、まちづくりに若い世代が参画する機会を創出し、こうした機会を通じて既存の商業施設や商店街が若い世代の意見やニーズも取り込みながら、様々な世代が楽しめる街へとリニューアルするまちづくりも進めたいと考えておりますので、ご理解・ご協力をいただきたいと存じます。

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