更新日:2023年4月17日
令和4年度をもって事業完了となりました。
熊谷の暑い夏を乗り切るのにふさわしい、オリジナルの扇子を作製しました。
お土産としてもご利用ください。市役所3階政策調査課で販売しています。
- 売り切れの際はご容赦ください。
- 色合いが実物と違うことがありますのでご了承ください。
金子兜太先生の俳句扇子
本市の名誉市民である金子兜太先生の俳句が描かれた扇子です。
俳句内容
「利根川と荒川の間 雷遊ぶ」
- 1本 1,500円
- 藍色/石板色/うぐいす色 化粧箱入り。
解説
利根川と荒川という二つの大きな河川に挟まれている熊谷の特徴を描き、その狭間にて鳴り響く夏の雷を捉えている。
句碑設置場所
藍色
石板色
俳句内容
「行雲流水 蛍訪なう 文殊の地」
- 1本 1,500円
- 紫色。化粧箱入り。
解説
江南地域の豊かな里山にはゆっくりとした時間が流れている。水辺には蛍も飛び交い夏の始まりを告げる。野原には文珠寺があり、知恵の象徴として古くから信仰を受けている。
この句はこうした江南の原風景を描写している。
句碑設置場所
俳句内容 (ご注意)完売しました。
「荻野吟子の 生命とありぬ 冬の利根」
- 1本 1,500円
- 紺色。化粧箱入り。
解説
荻野吟子は、嘉永4年(1851年)、利根川のほとりにある旧俵瀬村に生まれた。滔々と流れる利根川を望める俵瀬は、川の増水の度に水が滞留する「水場」の村と呼ばれていた。冬の季節になると、赤城山からの寒冷な「赤城おろし」が吹き下ろす。こうした環境の中、利根川の広大な流れとともに吟子の生命が育まれ、その後の人生の苦難を乗り越える原動力となったことを偲ばせる。
句碑設置場所
俳句内容 (ご注意)完売しました。
「草莽の臣 友山に 春筑波嶺」
- 1本 1,500円
- 黄緑色。化粧箱入り。
解説
大里地域を代表する先覚者として名高い根岸友山。在野の立場から「草莽」として、政治に積極的にかかわった人物である。友山の生家には長屋門が残され、当時の様子を今に伝えている。
長屋門の前にある桜が咲き誇る季節、屋敷の高台から東を望む。その春霞の先に姿を現す筑波山と、新たな時代へと踏み出した友山との対比。春の麗らかな日和を感じる中で、屹立する友山の姿を表現した句である。
句碑設置場所
【金子兜太先生の略歴】
昭和53年 埼玉県文化賞
昭和62年 紫綬褒章
平成6年 勲四等旭日小綬章
平成9年 NHK放送文化賞
平成12年 現代俳句協会名誉会長
平成13年 現代俳句大賞
平成15年 平成14年度芸術院賞、熊谷市文化功労表彰
平成17年 日本芸術院会員
平成20年 文化功労者、熊谷市名誉市民、正岡子規国際俳句賞大賞
平成22年 第51回毎日芸術賞特別賞、第58回菊池寛賞
平成24年 主催する俳句誌「海程」が創刊50周年を迎える
平成30年2月20日ご逝去(98歳)