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咽頭結膜熱(プール熱)について

更新日:2023年11月17日

咽頭結膜熱

咽頭結膜熱(プール熱)とは?

咽頭結膜熱(プール熱)は、「アデノウイルス」が原因で、プールの水を介して
ヒトからヒトへ流行が拡大することが多いので、プール熱とも呼ばれています。
 
感染力は非常に強く、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスによって
の感染(飛沫ひまつ感染)や、ウイルスが付着した手やタオルなどの患者が触れたものを
介して感染する(接触感染)があります。
 
年間を通して発生しますが、主に6月末頃から夏季にかけて流行します。
最近数年の傾向として冬季にも小流行がみられることがあります。

咽頭結膜熱(プール熱)の特徴

どんな症状?

ウイルスに感染してから症状が出るまでの期間(潜伏期間)は5から7日です。
★ 発熱(38度以上の高熱)、頭痛、全身倦怠感
 
★ ノドの痛み、食欲不振
 
★ 結膜炎に伴う結膜充血、目の痛み、まぶしい、涙が出る
 
などが主な症状ですが、咽頭炎・結膜炎・発熱の3つの症状が揃わないこともあります。
他に首のリンパ節が腫れたり、一般的なカゼの症状や腹痛、下痢などの症状がでることもあります。
ほとんどは自然に治りますが、一部、肺炎等重症化することもあります。
これらの症状は3から7日程度続き、目の症状が最後まで残ることが多いようです。

かかってしまったら

家庭では、 安静水分摂取を心がけましょう。ノドの痛みのために、飲食が不十分にならないよう、
刺激の少ないものをとるようにし、酸っぱいもの・味の濃いものは避けましょう。
ゼリーなど水分が多く口当たりの良いものが食べやすく、オレンジなど柑橘系のジュースは刺激が強いので避けましょう。

例えば…

のどごしの良い少し冷たい飲みもの(麦茶や牛乳、冷めたスープなど)
刺激が少なくかまずに飲み込めるもの(ゼリーやプリン、冷めたおじや、豆腐など)

  • 刺激のあるものは避けて、のどごしの良い冷たい飲みものを与えましょう
  • かまずに飲みこめる、刺激の少ない食べものを与えましょう

【ポイント】

  水分補給をしましょう

  喉ごしの良い食べ物を食べましょう

  十分な手洗い・うがいとタオルの共用は避けましょう

  症状が消えた後も、約1か月間は尿・便中にウイルスが排出されるため、おむつ交換の際に使い捨て手袋を
   使用するなど注意が必要です。

【注意】
児童・生徒は、学校保健安全法で主要症状が消退した後2日を経過するまで登校しないこととされています(医師により伝染のおそれがないと認められた場合はこの限りではありません)。
 

治療方法について

咽頭結膜熱には、専用の治療方法はなく、対症療法になります。
高熱が続く、ぐったりしている、せきが激しい、吐き気、頭痛の強い時は、診察を受けましょう。

高熱が続いたり脱水が強い場合には、 解熱剤を使ったり、 点滴を行うこともあります。
また、目の症状が強いときには、 点眼薬など眼科的な処置が必要なこともあります。
一般には、 安静水分補給を心がけておけば、1週間程度で回復します。
 
ただし、乳幼児や老人などの抵抗力が弱い人が アデノウイルス7型に感染した場合、
肺炎を起こすなど重症化しやすいと言われています。

予防方法について:まずは手洗いから

  流水と石けんによる手洗い、うがいをしましょう。
  
 ★ 感染者との密接な接触は避けましょう(タオルなどは別に使いましょう)。
  
 ★ プールの前後には、シャワーを浴び、うがいをしましょう。
  
 ★ バランスの取れた食事と十分な睡眠で普段から抵抗力をつけておくことも大切です。

このページについてのお問合せは

健康づくり課
電話:048-528-0601(直通) ファクス:048-528-0603

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