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ダニ媒介感染症に気を付けましょう

更新日:2021年3月11日

最近の発生状況について

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の感染者数は、平成25年に国内で報告されて以降、年々増加傾向にあります。
これまでは、西日本を中心に発生していましたが、令和3年3月に、静岡県で初めて発生が確認されました。今後、気温の上昇とともにマダニの活動が活発化することが予想されますので、ご注意ください。

参考:【埼玉県ホームページ】【令和2年度】厚生労働省等からの通知(感染症・予防接種関連)内の令和3年3月8日付の通知
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.pref.saitama.lg.jp/a0701/kansen/kourousyou/tuuti2.html(外部サイト)

ダニ媒介感染症とは

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニにまれることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。

マダニに咬まれないように注意しましょう

特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。
服は、マダニを目視で確認しやすい”明るい色のもの”がお薦めです。
虫除け剤の中には、服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。また、野外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認してください。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。

マダニに咬まれた場合

マダニ類の多くは、人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血しますが、咬まれたことに気がつかない場合も多いと言われています。吸血中のマダニに気がついた際、無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあるので、医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらって下さい。また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。

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