熊谷市 暑さ対策バンク

株式会社LIXIL(リクシル)

更新日:2020年5月19日

株式会社LIXIL(リクシル)

熱中症搬送者の半数近くは、室内で発症しています。
そこで、2017年から株式会社LIXILと協働で「クール de ピース PROJECT」活動を推進し、室内熱中症の危険性と予防について、広く発信しています。

外付日よけ「スタイルシェード」実証実験の結果を公表

ポイントは、”窓の外で日射を遮る

2019年夏の実証実験では、30℃を超える暑い日の午前中は暑さ指数(WBGT)(※)の「厳重警戒レベル」を超えることもあり、
窓とカーテンの間にこもる熱がエアコンの運転に影響することなどが分かりました。室内熱中症を予防するためには、外付日よけ
により窓の外側できちんと日射を遮ることで室温上昇を抑制していくことが大切であり、エアコン使用時の省エネ効果も期待できる
ことが改めて実証されました。

【実証実験対象】

(1)市内モニター24世帯(戸建て)、(2)市内無人住宅(戸建て)1棟

【実施期間】

(1)2019年7月~9月、(2)2019年8月26日、9月17日、9月20日

【調査方法】

(1)屋外、窓際、エアコン、部屋の中央に温度、湿度、暑さ指数(WBGT)、電力消費量を計測するセンサーを設置し計測
(2)2階の南に面したほぼ同じ広さの部屋で(1)と同様にセンサーを設置し計測

実証実験の結果

1.午前中から室内熱中症の危険性がある
2.「スタイルシェード」の設置により、暑さ指数(WBGT)の厳重警戒ラインである28℃以上の状況を25%削減することができた
3.「スタイルシェード」とエアコンを併用することで、室内上昇を抑え温度が安定する

(※)「暑さ指数」(WBGT)とは

熱中症を引き起こす原因は「気温」だけではありません。「暑さ指数」は、湿度や輻射熱も含めて数値化された、いわば”熱中症を
予防するための数値”です。暑さ指数28℃以上になると、熱中症のリスクが高まります。

詳細は下記資料をご覧ください!

市民モニター宅で実証実験実施

市内在住の方から実証実験に協力できる人を公募し、24世帯に外付け日よけ「スタイルシェード」を設置しました。住まいながらの効果について確認する実証実験プロジェクトを実施しています。
結果は、広く公表していきます。

目的

外付け日よけを設置することにより室内温度の上昇を抑えられ、健康や環境につながる行動に変化があるかを実証実験し、「室内熱中症予防」の啓発につなげます。

期待される効果

熱中症の半数近くは室内で発生していることやドアや窓といった開口部からの熱の出入りが73%を占めていることは、まだまだ知られていません。日よけ対策をしている人でもその方法によっては効果を実感できない人も多く、また、エアコンによる体調不良や電気代がかかるという不満もあります。
そこで、窓の外側で日射を遮蔽することで室内の温度上昇を抑えられること、現状あがっている不満の解消を実験で実証し、夏でも健康・快適かつ安心・安全に暮らせる室内環境づくりの重要性を広く伝えることができます。また、日射を遮ることで、冷房の使い過ぎを抑えることができ、家庭からのCO2排出量削減への貢献、気候変動への適応策を市民に広く伝え、実践することが期待されます。

取得予定データ

  • 室内外の温度・湿度(室内は複数個所)
  • WBGT値
  • 室内サーモグラフィ
  • エアコン消費電力
  • 心拍数、鼓膜温、血圧
  • 家族へのアンケート(設置前後、日々の行動記録)

その他

  • 東京大学 工学院研究科 建築学専攻の前准教授(研究テーマ:住宅のエネルギー消費全般)に実証実験の方法や結果の啓発について参画いただきます。
  • この事業は、環境省「平成31年度熱中症予防対策ガイダンス策定にかかる実証事業」に採択されています。

市と協賛で、室内熱中症予防セミナーを開催

平成30年6月2日(土曜日)に、室内熱中症予防セミナーを開催しました。
帝京大学附属病院高度救命救急センター長 三宅康史先生から「熱中症のメカニズムと予防・対策について」の講演、市と連携して小学校区や大字単位のミクロ単位で熱中症発症の実態と気象要素との関連性を把握する研究を行っている立正大学地球環境科学部の鈴木パーカー明日香助教からの研究発表のほか、市の暑さ対策事業や住まいの日よけ対策のポイントなどを紹介しました。

講演資料

帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長 三宅康史先生の講演資料

立正大学 地球環境科学部 環境システム学科 助教 鈴木パーカー明日香先生の講演資料

LIXIL関東支社長 太田博明氏の講演資料

熊谷市政策調査課の発表資料

保育所等への日よけ設置

市立保育所、子育て支援拠点、箱田高齢者・児童ふれあいセンターの計12か所に、合計66セットの外付け日よけ(スタイルシェード)を設置していただきました。
また、LIXILと日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトチームが、設置した保育所において、効果測定を行いました。


室内熱中症対策強化宣言式


外付けシェード


外付けシェード

LIXILとの取組の詳細、効果測定の結果はこちらのリンクをご覧ください。

お問合せ

政策調査課
電話:048-524-1111(代表)内線368、369
ファックス:048-525-9222
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