修復前と比べてみよう

更新日:2012年6月12日

聖天堂の保存修復工事には、7年間の歳月と多くの費用が費やされました。
保存修理工事の期間は、平成15年10月1日から平成22年9月30日です。
また、総工費は約11億5900万円(周辺工事を含めると約13億円)かかりました。


保存修理前の聖天堂(正面)


鮮やかに蘇った聖天堂(正面)


保存修理前の聖天堂(側面)


鮮やかに蘇った聖天堂(側面)

7年の歳月に注ぎ込まれた、匠の技と執念

保存修理の様子
丁寧に行われる保存修理

夏の猛暑、冬の寒さの中、困難を極めた修復作業

聖天堂の装飾修復作業は、経験豊かな職人たちをもってしても困難を極めました。緻密な彫刻に施された漆塗彩色技法の数々。復元には気の遠くなるような多くの手間がかけられました。

 屋根や木部など、本体の修理工事も同様です。古文書から判明した、本来の瓦棒銅版葺き屋根を、宮大工たちによる匠の技で見事に復活させました。聖天堂が美しく蘇った舞台裏には、妥協を許さぬ職人たちの、意地と執念をかけた歳月があったのです。

誰もが心奪われる、極彩色の世界

聖天堂を埋め尽くす、霊獣や七福神・唐子など絢爛豪華な彫刻の数々。その一つひとつが、極めて緻密(ちみつ)で表情豊かです。
また、拝殿、中殿、奥殿からなる聖天堂内部についても見事に修復されました。
特に、中殿からご本尊の歓喜天が納められている奥殿にわたる神聖な空間は、まばゆいばかりの金色の輝きを取り戻しました。

  • 聖天堂の内部については、拝観できません。


極彩色の輝きを取り戻した獅子

中殿から奥殿の様子
まばゆい輝きの中殿から奥殿

保存修理前・中と保存修理を終えた彫刻を見比べてみましょう

職人たちの丁寧な仕事により鮮やかな色彩を取り戻した彫刻の数々。ここでは、工事前・中と完成後の姿を見比べて、匠の技を堪能してください。


保存修理中


保存修理後

布袋・恵比寿・ 碁打ち

「布袋・恵比寿 碁打ち」の大羽目彫刻。棋譜も見事に描き直されており、その緻密(ちみつ)で正確な仕事に驚かされます。


保存修理中


保存修理後

鷲(わし)と猿

左甚五郎の作と伝えられる鷲と猿。
激流に落ちた猿が人間の煩悩を表し、それを救う鷲が聖天様だといわれています。


保存修理前


保存修理後

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