令和5年度条例表彰者のご紹介

　渡辺是仁氏は、昭和47年に熊谷市美術展書の部審査員に就任して以来、熊谷市書道展審査員、熊谷市勤労者文化展の審査員を務めるとともに、公民館および直実市民大学において、長年にわたり書を指導し、本市の芸術文化の振興に大きく貢献されました。
　氏は、書家としても、その高い実力により多くの実績を収め、熊谷市美術展書の部、県北書道展、埼玉書道展などで、数多く賞を受賞されました。
　また、平成23年には熊谷市文化連合会長に就任し、同時に、熊谷市文化連合、大里文化団体連絡会、妻沼文化連合および江南文化団体連合会の合併協議会委員長として指導力を発揮し、平成27年に合併を成し遂げました。
　さらに、熊谷市教育委員会発行の「文芸熊谷」では、創刊号から編集に携わられるとともに、平成22年には熊谷市社会教育委員会議委員、平成23年には公益財団法人熊谷市文化振興財団理事を歴任されるなど、多面的に本市の芸術文化の発展に寄与されました。

　寺田治子氏は、平成元年に熊谷市民生委員・児童委員に就任して以来、長年にわたり、常に社会福祉の精神をもって、真摯な姿勢で職務に精励し、地域社会の福祉の増進に大きく貢献されました。
　日頃から地域の実情を把握するための調査訪問活動に献身的な努力を傾けられるなど、氏の献身的な活動と温厚篤実な人柄は、民生委員・児童委員から厚い信任を得て、平成22年には熊谷市民生委員児童委員協議会副会長、平成28年には同協議会会長に就任し、持ち前の高いリーダーシップにより、会の円滑な運営と、会員の資質の向上を図るとともに、関係機関との連携を強化し、本市の福祉行政の推進に寄与されています。
　さらに、平成29年には埼玉県民生委員・児童委員協議会理事、平成30年には同協議会副会長、令和5年1月には同協議会会長に就任し、豊富な経験と卓越した識見により、本市のみならず、広く県下の民生委員・児童委員活動の推進に尽力されています。

　栗原良太氏は、平成13年に熊谷商工会議所議員に就任して以来、長年にわたり、優れた行動力と卓越した統率力により、地域経済の振興と商工業の発展に大きく貢献されました。
　氏の優れた識見はもとより、温厚で誠実な人柄は厚い信頼を得て、平成25年には同所副会頭に就任し、地元商店街と商工会議所との調整役として、地域商店街の活性化に資する事業を積極的に推進するとともに、同会議所の業務効率化に尽力されています。
　また、同所小売商業部会長として、市内商工業者の活性化にも尽力され、特に、中小零細店舗の販売促進や集客力の向上を図るための事業を積極的に展開するなど、市内商工業の振興に貢献されました。
　さらに、熊谷市公共下水道事業運営審議会委員、熊谷市情報公開・個人情報保護審議会委員等を歴任されるなど、経済分野のみならず、住民福祉の向上のため広範にわたり献身的に活動され、市政発展に多大な貢献をされました。

　松岡兵衛氏は、平成11年、地域住民の厚い信望を得て、熊谷市議会議員に初当選され、以来5期20年の長きにわたり、熊谷市議会議員として地方自治の振興のため献身的な努力と情熱を傾け、本市の発展に大きく貢献されました。
　この間、都市建設常任委員会委員長、議会運営委員会委員長等の要職を歴任し、豊富な経験と卓越した識見を遺憾なく発揮され、多くの課題解決に力を注がれました。
　こうした氏の優れた政治手腕と温厚篤実で公平誠実な人柄が多くの信頼を得て、平成21年に熊谷市議会議長に就任され、在任中は、優れた指導力で議会内の意見を取りまとめ、効率的かつ円滑な議会運営に尽力されました。
　また、熊谷市監査委員、熊谷市農業委員会委員等として、広範にわたり活動され、市政および広域行政の充実と発展に寄与されるとともに、熊谷市総合振興計画審議会委員を務め、熊谷市のまちづくりの根幹ともいえる、「熊谷市総合振興計画」の策定とその推進に尽力されました。