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令和3年度条例表彰者のご紹介

更新日:2021年4月12日

 4月3日、熊谷市役所市長室において、本市の文化の興隆、福祉の増進、産業の発展または自治の振興に貢献された5人のかたを、熊谷市表彰条例により表彰いたしました。

文化功労表彰 来間くるま 平八へいはち 氏 (87歳 大麻生在住)

 来間平八氏は、昭和33年4月から36年の長きにわたり、公立小中学校の教諭、教頭、校長を務めたほか、熊谷市校長会会長、大里地方校長会会長等の要職を歴任し、本市の教育の向上に尽力されました。
 退職後は、熊谷市郷土文化会の副理事長、会長等を歴任され、平成14年度からは、長年培われてきた専門的知識および高い見識により、市立熊谷図書館の美術、郷土資料展示室の各種事業や教育普及事業等に助言、指導を行うなど、郷土文化の発信に多大な貢献をされています。
 さらに、観光ボランティアガイドの養成に積極的に取り組まれるとともに、本市教育委員会が主催する熊谷学の講座を始め、埼玉県のいきがい大学熊谷学園、同東松山学園の講師を務められ、将来を担う後進の育成に大いに尽力されています。こうした氏の姿は、愛する郷土の歴史・文化の普及・継承という志を同じくする者に大きな影響を与えており、その誠実な人柄と献身的努力により、本市の郷土文化の研究推進、文化の振興に寄与された功績は誠に顕著です。

福祉功労表彰 坂田さかた 光毅こうき 氏 (66歳 玉井在住)

 坂田光毅氏は、平成4年12月に保護司に就任して以来、28年の長きにわたり、社会奉仕の精神をもって、熊谷地区の保護司活動に尽力され、本市の更生保護の推進や、地域社会の安心安全および地域福祉の向上に大きく貢献されました。
 この間、氏は、その高潔な人格による深い慈愛と豊富で円熟した見識により、保護司として、罪を犯した人や非行のある少年の立ち直りを助け、多くの人々を更生に導きました。また、保護司会会員から厚い信任を得て、平成26年12月には熊谷地区保護司会の会長に就任され、保護司会の運営はもとより、会の発展のために献身的に尽力されました。令和元年5月に会長を後進に譲られた後も、保護司として精力的に活動され、現在もその手腕を遺憾なく発揮されています。
 さらに、氏の保護司としての豊富な経験と実績は、本市の更生保護および社会福祉行政のみならず、全国規模においても高く評価されており、このような献身的な活動を通して、本市の市民福祉の向上に寄与された功績は誠に顕著です。

産業功労表彰 本塚もとづか 雄一郎ゆういちろう 氏 (70歳 銀座在住)

 本塚雄一郎氏は、平成6年6月に熊谷商工会議所常議員に就任して以来、地域経済団体の振興・発展に多大な貢献をされました。
 この間、氏は、卓越した識見と温厚で誠実な人柄から厚い信頼を得て、平成22年11月には、同所副会頭に就任し、会頭を補佐しつつ各種事業を推進し、熊谷市の活性化に大きく貢献されました。
 特に、財務を担当する副会頭として、財務管理の透明性を推進したほか、小規模事業者経営改善資金審査会審査委員長として、地元中小企業等への適切な融資の実行に努められました。
 また、関東信越税理士会常務理事、関東信越税理士会熊谷支部支部長等の税務分野の要職を歴任し、税務行政の推進に尽力されたほか、経済分野以外においても、熊谷市教育委員会委員、熊谷市情報公開・個人情報保護審査会委員等を務められるなど、市政進展に貢献されました。
 このように、卓越した行動力とリーダーシップを発揮され、商工業の振興等により、本市の発展に大きく寄与された功績は誠に顕著です。

自治功労表彰 新井あらい 正夫まさお 氏 (80歳 久下在住)

 新井正夫氏は、平成11年5月、地域住民の厚い信望を得て、熊谷市議会議員に初当選され、以来5期20年の長きにわたり、熊谷市議会議員として地方自治の振興のため献身的な努力と情熱を傾け、本市の発展に大きく貢献されました。
 この間、氏は、福祉環境常任委員会委員長、2度にわたる議会運営委員会委員長等の要職を歴任し、多くの課題解決に力を注がれました。
 こうした氏の優れた政治手腕と温厚篤実で公平誠実な人柄が多くの信頼を得て、平成24年には熊谷市議会議長に就任し、優れた指導力で議会内の意見を取りまとめ、効率的かつ円滑な議会運営に尽力されました。
 また、熊谷市農業委員会委員、荒川北縁水防事務組合議会議員等多方面にわたり献身的に活動されたほか、熊谷市消防団には昭和41年から47年間在職され、この間、消防団長及び副団長等を歴任し、地域住民の安全確保と防災意識の向上に多大な貢献をされるなど、本市の発展と地方自治の振興に寄与された功績は誠に顕著です。

自治功労表彰 松本まつもと 富男とみお 氏 (78歳 榎町在住)

 松本富男氏は、平成11年5月、地域住民の厚い信望を得て、熊谷市議会議員に初当選され、以来5期20年の長きにわたり、熊谷市議会議員として地方自治の振興のため献身的な努力と情熱を傾け、本市の発展に大きく貢献されました。
 この間、氏は、都市建設常任委員会委員長等の要職を歴任し、優れた政治手腕と明朗闊達かったつ、豪放磊落らいらくで公平誠実な人柄が多くの信頼を得て、平成19年及び30年の2度にわたり、熊谷市議会議長に就任されるとともに、埼玉県市議会議長会会長、関東市議会議長会支部長を歴任されました。議長在任中は、議会と執行部との綿密な連携を保ちつつ、効率的かつ円滑な議会運営に尽力されました。
 また、熊谷市監査委員、熊谷市農業委員会委員等、広範にわたり献身的に活動されたほか、熊谷市スポーツ推進審議会会長を長年務められ、スポーツの普及・振興に情熱的に取り組まれるなど、優れた政治手腕と強い責任感、卓越した指導力により、本市の発展と地方自治の振興に寄与された功績は誠に顕著です。

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