都市建設常任委員会　「水道分野における新技術の導入及び道路空間の整備について」

都市建設常任委員会では、11月9日、10日の2日間で行政視察を行いました。

参加者
委員長　田中　正　副委員長　白根佳典
委員　福田勝美、富岡信吾、林　幸子、中島千尋

　愛知県豊田市の「衛星画像を活用した漏水調査」と「新・豊田市水道ビジョン」についての行政視察を行いました。
　全国で初めての取組みである「衛星画像を活用した漏水調査」については、調査の概要、結果、効果、課題等を伺いました。2度にわたる調査では、衛星画像を活用し漏水可能性区域を抽出し、路面音響調査を実施し漏水箇所の特定を行った結果、漏水調査の効率化を図ることができたとした一方で、的中率は約3割であり、その検証作業を進めているとのことでした。
　また、令和4年3月に改訂した「新・豊田市水道ビジョン」については、改訂の経緯、豊田市における課題、ビジョン（改訂版）の内容、現状の取組みや強化していく取組み内容を伺いました。改訂版では、「災害に強いライフライン」、「持続する水道事業」の施策を強化するとともに、6つの施策に対して具体的な管理指標を定めており、今後中間評価を行い、市民へ公表する予定とのことでした。

　静岡県静岡市の「静岡市無電柱化推進計画」についての行政視察を行いました。
　令和4年1月に策定した第8期の「静岡市無電柱化推進計画」について、静岡市の無電柱化事業の変遷と計画、整備事例等を伺いました。計画の基本方針を「防災機能の強化に主眼を置き、「安全・安心なまち、魅力ある景観」の創出に向けた無電柱化事業を推進」とし、事業路線の決定においては、幅広く重点整備路線を抽出し優先度ランクを決定しているとのことでした。
　また、説明を伺った後、無電柱化施工中である市道本通一丁目紺屋町線と無電柱化済みである市道本通二丁目紺屋町線2号線の現地視察を行いました。