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環境産業常任委員会 「環境政策及び産業振興について」

更新日:2024年1月26日

11月1日 愛知県豊橋市「バイオマス利活用センター」について

愛知県豊橋市の「バイオマス利活用センター」について行政視察を行いました。
豊橋市では、し尿処理施設等の更新時期が迫る中、環境に配慮しながらごみやし尿等を処理する手法の検討を進め、平成29年に国内最大規模のバイオマスエネルギー化施設「バイオマス利活用センター」を整備しています。
視察では、主に導入の経緯、事業の効果、PFI事業者の概要等についてお話を伺いました。特徴としては下水汚泥、し尿・浄化槽汚泥、生ごみを100パーセントエネルギー化している点で、それに伴い地球温暖化防止対策としてCO2の削減を実現しており、年間で杉約100万本の植樹効果に相当するとのことでした。また、施設導入検討時にはFIT制度(再生可能エネルギー固定価格買取制度)が開始されていなかったものの、施設完成後はこの売電による収入も大きく20年間で約120億円の財政負担の軽減に繋がったとのことです。
委員からは「ごみの分別に対して市民の理解と協力が得られる土壌があった上で同センターの事業が成り立っている」「設備が故障した場合や点検時に生じてしまうガスを施設内で再利用する仕組みになっており大変考慮された構造である」などの意見が挙がりました。

11月2日 愛知県豊田市「とよたエコフルタウン」について

豊田市の「とよたエコフルタウン」について行政視察を行いました。
「とよたエコフルタウン」は、豊田市の低炭素社会の実現を目指す取組や先端環境技術の紹介を行う情報発信拠点として、平成24年にオープンし、現在までに世界121の国と地域からおよそ39万人が来場している施設です。
同施設は、地球規模の環境課題や50年先の未来を見据えた取組を体感できる学習型パビリオンに加え、燃料電池自動車のエネルギーを供給する水素ステーション、家庭用エネルギー管理システムHEMSを導入したスマートハウスなどの施設が集まっており、持続可能な豊かなまちをつくる多彩なアイデアや技術を体験することができます。
委員からは、「水素ステーションは、現状採算が取れていない点が課題であるものの、全国的に広がっていかなければ普及しない側面もあり、今後もこの取組を進めていくべきである」「スマートハウスは建築費用を抑えながらも立派な設備を備えたものであり、本市においても研究していく必要性を感じた」などの意見が挙げられました。

11月2日 愛知県豊田市「ものづくり創造拠点SENTAN」について

続いて、豊田市の「ものづくり創造拠点SENTAN」について行政視察を行いました。
同施設は、ものづくり企業・団体の支援や人材育成などを目的として平成29年にオープンし、「新たな事業展開」、「イノベーション創出」、「ものづくり人材育成」を総合的に支援する拠点として活用されています。
ものづくり企業等への支援体制については、専門コーディネーターによる技術・経営課題の解決支援を行う「とよたイノベーションセンター」、新事業の展開・販路開拓や補助金による支援を行う「豊田市次世代産業課」、子供のものづくり学習を支援する「豊田市ものづくりサポートセンター」といった3者が連携して構築しています。
委員からは「異なる企業の従業員が交流しながらものづくりをする場を設けるという発想がとてもよい」「おのおのの技術を持ち寄って化学反応を起こさせる、また熟練の技術者から知恵を借りられる場を作ったことは非常に有効である」などの意見が挙げられました。

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