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ムサシトミヨ

更新日:2021年7月13日

ムサシトミヨについて

 ムサシトミヨはトゲウオ科の淡水魚で、小鳥のように巣をつくって子育てをする魚です。冷たくきれいな湧き水を水源とする小川で、水草が良く茂っているところで生活します。
 以前は、県内や東京都西部にもすんでいましたが、川がよごれるにつれて、今では、熊谷市の元荒川源流と元荒川上流の一部にしかすむことができなくなりました。
 そこで、絶滅の危機にさらされ、学術的にも貴重なこの魚を守るため、平成3年3月、元荒川源流の水路が県から天然記念物に地域指定されました。また同年11月に、清流のシンボルとして「県の魚」に選ばれました。そして、平成23年には、熊谷市の「市の魚」に指定されました。
 平成12年12月1日に「埼玉県希少野生動植物の種の保護に関する条例」で「県内希少野生動植物種」に指定され、捕獲、殺傷等を制限されています。

保護団体の活動

 熊谷市ムサシトミヨをまもる会では、密漁を防ぐため、年間をとおしてパトロールを行い、環境整備のため、ゴミ拾いや、川周辺の草刈りなど、絶滅の危機から救おうと保護活動を定期的に行っています。

小中学校等の活動

 地元の熊谷東中学校、久下小学校、佐谷田小学校では、子どもたちにムサシトミヨを守ることの大切さを知り、その関心を高めるために、増殖池をつくり、児童、生徒の手によってムサシトミヨの飼育・増殖活動が行われています。子どもたちが育てて増えたムサシトミヨは、元荒川へ放しています。
 元荒川の生息域で5年に1度程度、ムサシトミヨ保全推進協議会により個体数調査を実施しています。

個体数調査
昭和63年 6,406尾
平成4年 19,074尾
平成8年 24,611尾
平成14年 33,510尾
平成18年 15,757尾
平成23年 22,655尾
平成28年

2,345尾

令和3年 4,754尾

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電話:048-536-1547(直通) ファクス:048-536-2009

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