貴惣門(きそうもん)

更新日:2013年3月13日

妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)の入(い)り口(ぐち)に建(た)つ荘厳(そうごん)な門

 妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)の入(い)り口(ぐち)に建(た)つ大(おお)きな門(もん)。それが貴惣門(きそうもん)です。貴惣門(きそうもん)は、嘉永(かえい)4年(ねん)(1851)に完成(かんせい)し、棟梁(とうりょう)は歓喜院聖天堂(かんぎいんしょうでんどう)の建築(けんちく)を率(ひき)いた林正清(はやしまさきよ)の子孫(しそん)林正道(はやしまさみち)がつとめました。
 江戸(えど)の中期(ちゅうき)から後期(こうき)にかけて、妻沼地域(めぬまちいき)の北(きた)を流(なが)れる利根川(とねがわ)では大洪水(だいこうずい)が度重(たびかさ)なり、幕府(ばくふ)は岩国藩(いわくにはん)(現在(げんざい)の山口県(やまぐちけん))に、妻沼(めぬま)の復興工事(ふっこうこうじ)を命(めい)じました。藩士(はんし)の中(なか)には、有名(ゆうめい)な錦帯橋(きんたいきょう)(岩国市(いわくにし))の架(か)け替(か)えをした長谷川重右衛門(はせがわじゅうえもん)がいました。建立(こんりゅう)中(ちゅう)の聖天堂(しょうでんどう)を見(み)た重右衛門(じゅうえもん)は、貴惣門(きそうもん)の設計(せっけい)を思(おも)い立(た)ち、正清(まさきよ)に設計図(せっけいず)を託(たく)します。この時(とき)から100年余(あま)りを経(へ)た嘉永(かえい)4年(1851)、お寺(てら)の門(もん)としては県内最大級(けんないさいだいきゅう)の貴惣門(きそうもん)が、ようやく完成(かんせい)しました。
 三(みっ)つ重(かさ)なる破風(はふ)(山型(やまがた)の部分(ぶぶん))と呼(よ)ばれる形状(けいじょう)は、日本(にほん)に4例(れい)しかなく、とても貴重(きちょう)で、細(こま)かく彫(ほ)られた数々(かずかず)の彫刻(ちょうこく)は見(み)ごたえがあります。貴惣門(きそうもん)は重要文化財(じゅうようぶんかざい)に指定(してい)されています。


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