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第8回特選・入選作品

更新日:2019年12月1日

 「写真俳句」とは、熊谷市出身の作家・森村誠一氏が提唱する、写真と俳句を組み合わせた新しい表現手法です。熊谷市では、平成24年度から~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテストを開催し、今年で8回目となりました。
 昨年から小中学生対象の「ジュニアの部」、高校生以上対象の「一般の部」の二部門に分けて「写真俳句」コンテストとして実施しています。北は青森県から南は福岡県まで、下は6才から上は88才まで、全国から1368句の投句をいただきました。
 この中から、森村誠一氏・写真俳句連絡協議会・熊谷市立図書館の選考を経て特選5点(うち熊谷賞2点)、入選20点(うち熊谷賞2点)が決定しました。
 受賞された皆様、おめでとうございます。
 森村氏は「写真で記録、俳句で記憶、写真俳句は日常から始まる。」とおっしゃっています。
 これを機会にみなさんも「写真俳句」をはじめてみませんか。

受賞作品について、次の日程で入賞作品展示及び表彰式を行います

入賞作品展示

会場:熊谷市立文化センター1階市民ギャラリー(熊谷市桜木町2-33-2)JR熊谷駅南口から徒歩5分
日程:令和元年12月7日(土曜日)から12月15日(日曜日)9時から17時まで(最終日は14時まで)
休館日:月曜日

表彰式

会場:熊谷市立文化センター4階第一講座室(熊谷市桜木町2-33-2)JR熊谷駅南口から徒歩5分
日時:令和元年12月15日(日曜日)14時から

一般の部 特選作品

蟷螂や 姿見をする 蓮の上 (田村雅彦さん 千葉県酒々井町)

森村先生評:旅に出てすれ違った美しき人、再び会えずとも心のなかでもう一つの人生が思い出の中に仕込まれて

潤む目に 母を重ねし 春の駒 (岩浅利泰さん 静岡県御殿場市)

森村先生評:潤む目の 母を重ねし 駒春追いて

〈熊谷賞〉星川や 平和彩る 師走の夜 (稲村光さん 熊谷市)

森村先生評:指を伸ばせば染まるような青い空、それが人生の色である。

〈熊谷賞〉星川に 揺らめく熱き 血潮かな (齋藤晶子さん 熊谷市)

森村先生評:星川に 死体重ねて 戦止む

ジュニアの部 特選作品

夏の海 キラキラかがやく ソーダ味 (多賀谷幸徳さん 熊谷市)

森村先生評:夏の海 キラキラかがやく 人生いずこ

一般の部 入選作品


秋深し 背中合わせの 朝御飯(五味孝一さん 長野県茅野市)


夏休み ホルンに映る 赤い波(半田充右さん 埼玉県行田市)


散歩道 腰をおろせば 秋匂う(岡村みゆきさん 埼玉県滑川町)


散りばめた 紅葉で遊ぶ 通り風(上田愛さん 香川県高松市)


雨上がり あかねの雲の 水鏡(山口カツ子さん 埼玉県飯能市)


のぼせても 出るに出られぬ 雪の午後(藤恵子さん 神奈川県横浜市)


〈熊谷賞〉健康を 願い茅の香 深呼吸(高田ふみ子 熊谷市)


空気をも 染めて織りなす 紅葉かな(深作六郎さん 熊谷市)


独り身を 気儘と言ふや 秋桜(鈴木小百合さん 岐阜県岐阜市)


新涼や 友と別れた 帰り道(磯部美咲さん 埼玉県さいたま市)


ノーサイド 熱いぞ熊谷 杯チーズ(小暮敏夫さん 熊谷市)

ジュニアの部 入選作品


トマトさえ 水がこいしく 思ってる(阿部いろはさん 熊谷市)


夏の海 けんかしないで 6時間(中島優衣さん 熊谷市)


〈熊谷賞〉夏の夜 一番かがやく ぼくのママ(深田笙友さん 熊谷市)


その先に 何があるの チンアナゴ(関根蔵ノ助さん 熊谷市)


あそびすぎ 宿題終わらず にがい夏(角田悠紀哉さん 熊谷市)


みつけたよ 冬の光の かくれんぼ(高橋風奏さん 熊谷市)


おはやしが 集まり生まれる 熱い夜(堀葵翔さん 熊谷市)


和室にて 今日のお仕事 昼寝かな(小久保琥也さん 熊谷市)


水面の 光輝く 陽のかけら(大渕雄太さん 熊谷市)

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熊谷図書館
電話:048-525-4551(直通) ファクス:048-525-4552

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