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2012特選・入選作品

更新日:2019年2月15日

「~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテスト2012」特選・入選作品

作家・森村誠一氏が提唱する「写真俳句」を“~作家・森村誠一氏が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテスト”として6月1日から9月30日まで募集しました。
北は秋田県から南は長崎県、6歳から87歳までの方々から総数1433句が投句されました。投句された皆さん、まことにありがとうございました。
この中から、森村誠一氏の選考を経て特選5点、入選24点(うち熊谷賞5点)が選ばれました。受賞された皆さん、おめでとうございます。
森村氏は“写真で記録、俳句で記憶、写真俳句は日常から始まる”とおっしゃっています。
これを機会に、皆さんも「写真俳句」を始めてみませんか?次回のチャレンジをお待ちしております。

特選作品


トンネルの 向うの秋に 会ひにゆく(西野雲さん)


百歳や ふるさと思ふ さるすべり(富田敏子さん)


ガラス床 パパママ恐くて 渡れない(権田あゆみさん)


母と子の 切れぬ紲や 雛飾る(浅田季祐さん)


叱られて 開けてもらえぬ 姉弟かな(平田正子さん)

入選作品


がんばんべ あどすこすだず 春の雪(松田好則さん)


桜咲き 踊る袂で 桜舞い(清村一之さん)


夢うつつ タイムトンネル 何処から(磯正実さん)


長すぎた 寡黙な時分 晩夏光(上田実さん)


ガタゴトと 父子いつまで 夏休み(錦広子さん)


秋水に 声を映して 行く遍路(小島双舟さん)


雲の上 苗を並べて 風みどり(矢崎信彦さん)


庭プール 入ればケンカも わすれてる(小田嶋凛さん)


〈熊谷賞〉暑い夏 注目あびる 熊谷市(吉田歩さん)


赤と青 第二の人生 秩父路に(東浩さん)


〈熊谷賞〉蝉しぐれ 永遠の語り部 慰霊塔(安藤一政さん)


風鈴や 一つ二つの 愚痴楽し(大阪華子さん)


今朝もまた 早苗見送る 元気な子(真下廣義さん)


史の重み 秘めて銀杏の はらはらと(新井登志子さん)


白鷺や 水に姿を 残し去り(小沼雅雄さん)


復興の 入船光る 良夜かな(大谷徳子さん)


ぬけがらを 集めて夏の 思い出に(貝塚龍太郎さん)


〈熊谷賞〉金魚絵の 涼を楽しみ 家路急く(小林明子さん)


運勢の 良き日炎暑の 街に来て(遊橋惠美さん)


〈熊谷賞〉日本一 暑さを武器に 闘いぬ(島村陽子さん)


帰り道 電信柱 あと何本(大久保友哉さん)


〈熊谷賞〉母の背の まるごと眩し 初日の出(佐川愛美さん)


花畑 きれいな花が にじのよう(斉藤優太さん)


叩き合い 睡魔に勝てず 子守歌(中村千織さん)

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