温熱環境シミュレーション結果データを公開しています
更新日:2024年11月29日
熊谷市では、令和5年度に熊谷駅周辺のまちなかエリアにおいて、風・温熱環境シミュレーションを実施しました。
その結果データを熊谷市まちなか温熱環境シミュレーションデータとして、熊谷市オープンデータカタログサイト等で公開しています。
熊谷市オープンデータカタログサイトへのリンク(外部サイト)
熊谷市まちなか温熱環境シミュレーションデータについて
このデータは、熊谷駅周辺のまちなかエリアにおける温熱環境シミュレーション結果(暑さの分布)を一般に公開するものです。
このシミュレーションでは、対象範囲の暑さの分布を20段階の色に分けて表現しています。
暑さは、シミュレーションソフト独自の算出式を用いて求められたWBGT値(暑さ指数)を元にしています。
後述しますが、シミュレーションは、時刻と風向を組み合わせた条件により24パターンの結果が得られました。
暑さの分布は、あくまで相対的なものであって、例えば赤で表示された場所と緑で表示された場所を比較した場合、具体的にWBGTで何度の差があるかについては表現していないという点に注意が必要です。一方で、赤の方が緑よりも暑いという大小関係は推定されます。
次で具体例を挙げて説明します。
暑さの分布が相対的なものであることを説明する具体例
具体例 | 適当か不適当か、またその理由 |
---|---|
赤色の場所に比べて黄色い場所は比較的涼しい | 色調の順番で暑さの大小関係があることは言えるため、適当 |
赤色の場所が○○℃で、緑色の場所が○○℃である | 表示色が示すWBGTの最大値と最小値の具体的な数値は定められないため、不適当 |
黄色の場所とオレンジの場所で○○℃の差がある | 1段階当たりの色の差が何℃であるかの具体的な数値は定められないため、不適当 |
シミュレーション結果の条件・パターンとデータの公開方法
シミュレーション結果は、時刻3パターン×風向8パターンの24パターンの画像が基本となっていますが、画像データを数値に変換する等により、いくつかの形式で公開しています。
1.シミュレーション画像
2.KMLファイル
3.CSVその1
4.CSVその2
5.NGSI(API連携対応)
1、2、3のデータは画像データと同じく24パターンのデータが存在していますので、必要な時刻及び風向のデータを適宜選択してご利用いただくことになります。
4のデータも時刻等の条件から必要なデータを判断するという考え方は同様ですが、ファイルとしては二つのCSVファイルにまとまっています。
5につきましては、申請により利用登録をしていただくことで利用可能です。
利用の申請については、熊谷市オープンデータカタログサイトの次のページをご覧ください。
オープンデータAPIの活用について(オープンデータカタログサイト)(外部サイト)
各形式の説明は、次のファイルにて詳しく説明しています。
熊谷市まちなか温熱環境シミュレーションデータについて(PDF:2,428KB)
画像データから数値データ(CSVファイルなど)への変換の仕組み
公開データの一部は、画像の色情報を数値情報に変換して機械的に判別しやすくしたものです。
変換の手順は、次のとおりです。
- 画像データをグリッド状に分ける(今回は32×32の1,024個に分けています)
- グリッドごとに、そのグリッド内で最も面積の多い色を代表色として定める
- 代表色について、HSV色空間で表現した場合の色相値に置き換える
この手順で、色情報の集まりとして表示されていた画像データを、数値情報で表現するように変換しました。
関連リンク
スマートシティ関係のオープンデータについては、こちらから。
熊谷市のオープンデータ全般については、こちらから。
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