節分は窒息・誤嚥に注意!硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!
更新日:2023年2月3日
奥歯が生えそろわず、かみ砕く力や飲み込む力が十分ではない子どもは、硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類などをのどや気管に詰まらせて窒息したり、小さなかけらが気管に入り込んで肺炎や気管支炎を起こしたりするリスクがあります。また、物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、不意に吸い込んでしまい、窒息・誤嚥するリスクがあります。
消費者へのアドバイス
・硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないでください。
・節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、5歳以下の子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。
・兄姉がいる家庭では、兄姉が豆やナッツ類を食べている際、5歳以下の子どもが欲しがっても与えないようにしましょう。
・食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。泣いているときに食べ物を与えるのもやめましょう。
節分に恵方巻を食べる家庭もあると思いますが、海苔もかみ切りにくい食品の一つです。また、具材の中には、普段食べなれていないものも入っていることが考えられます。小さな子どもが口に詰め込む状況にならないように、小さく切り分け、飲み物も用意した上で、落ち着いてよく噛んで食べられるように工夫しましょう。
もしも、のどに詰まって窒息してしまった場合は、「背部叩打法」など速やかに応急処置をしてください。消費者庁-もしもの時の「応急手当方法」(外部サイト)
参考
消費者庁YouTube「食品による子どもの窒息・誤嚥事故:安全啓発動画」(外部サイト)
消費者庁「食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意!」(外部サイト)
