市内には、熊谷地区内にポンプ施設が3ケ所、妻沼地区内に下水処理施設が1ケ所あります。
また、桶川市に熊谷地区の下水処理施設として、荒川左岸北部流域下水道の下水処理施設があります。

平戸中継ポンプ場(※1)は、銀座6丁目にあり、熊谷地区の旧市街地の汚水と雨水を送り出す施設です。
集められた汚水や雨水は、大きなゴミや砂をとって、桶川市にある下水道処理施設「元荒川水循環センター」に送水します。
また、台風や大雨のときには、一部の雨水を忍川に流して、旧市街地に雨水があふれないようにします。
この施設には、いつも人がいて、ほかの2ヶ所のポンプ場の監視もしています。

玉井中継ポンプ場(※1)は、玉井にあり、熊谷地区西部の汚水を送り出す施設です。
集められた汚水は、大きなゴミや砂をとって、桶川市にある下水道処理施設「元荒川水循環センター」に送水します。
この施設は、平戸中継ポンプ場から監視ができるので、人がいません。
(※1)中継ポンプ場
下水道管は、高さのちがいを使って下水を運ぶしくみになっています。
しかし、高さのちがいをつけるために下水道管をうめる場所があまり深くなると、工事や手入れがむずかしくなります。
そこで、中継ポンプ場をところどころに作って、いったん下水をくみあげ、また高いところから次のポンプ場へ流していき、最後は終末処理場まで下水を送ります。
荒川第三雨水ポンプ場

荒川第三雨水ポンプ場は、佐谷田にあり、雨水を荒川へ流すための施設です。
高崎線より南側の地域で、上流は広瀬地区、下流は佐谷田地区までの区域の雨水を集め、台風や大雨などで荒川の水位が高くなったときポンプで汲み上げて荒川に流し、この区域に雨水があふれないようにします。
この施設は、平戸中継ポンプ場から監視しているので、台風や大雨のとき以外は、人がいません。
妻沼水質管理センター(単独公共下水道)

妻沼水質管理センターは、八ツ口にあり、妻沼地区の汚水をきれいにする施設です。
集められた汚水は、ゴミや土砂を取り除き、汚れを微生物により分解して、最後に消毒をし、きれいな水にして福川を経て利根川に放流します。
元荒川水循環センター(流域下水道)

元荒川水循環センターは、桶川市にある荒川左岸北部流域下水道で管理している下水処理施設です。
熊谷地区の汚水は、この施設まで下水道管をとおして流され、きれいな水にして元荒川に流されています。
この施設では、熊谷市、行田市、鴻巣市、桶川市、北本市の下水を処理しています。
元荒川水循環センターのホームページ(外部サイト)
熊谷市内の下水道施設の地図