県内で最大規模、高さ4メートルの木彫大仏坐像
市内、平戸にある源宗寺には、二体の大きな仏像がまつられています。向かって右が薬師如来、左が観音菩薩です。この二体は古くから「平戸の大ぼとけ」と呼ばれ、多くの人たちから親しまれてきました。その高さは、台座を含めると約4メートルに達し、木造の仏像では、埼玉県内最大規模で、全国的にも希少なものです。
二体の体内からは薬の秘伝書が発見され、それにしたがってつくられた薬は「平戸の妙薬」として有名となり、これを求めて多くの人が訪れたといわれています。
平戸の大ぼとけは、「木彫大仏坐像」の名称で、1954年11月3日に熊谷市の指定有形文化財になっています。

平戸の大ぼとけ