
夏の暑い日に、「目がチカチカする」「のどがいたい」などとかんじたことはありませんか?
もしかすると「光化学スモッグ」が原因かもしれません。
光化学スモッグは、5月から9月ごろまでの、晴れて日差しが強く、あつくて風の弱い日に発生しやすくなります。
とおくの山やたてものに、もやがかかったように見えにくい日は、光化学スモッグが発生しているかもしれません。十分注意しましょう。
なぜ光化学スモッグが発生するの?
工場や自動車からでるガスには、ちっそ酸化物と炭化水素というものがふくまれています。
これに強い太陽の光があたると光化学オキシダントというものが作られます。
この光化学オキシダントの量がふえると、のどが痛くなったり、目がチカチカします。これが光化学スモッグといわれているものです。
熊谷市内でも光化学オキシダントをはかっています

熊谷市内にも、光化学オキシダントをはかる機械が、市役所と妻沼中央公民館におかれています。
この機械は、1時間に1回づつ光化学オキシダントをはかっています。
光化学オキシダントの濃度が高くなって、光化学スモッグが発生しそうになると、予報や注意報をみなさんにお知らせしています。
- そとでのはげしい運動はさけてください。
- 目やのどにいたみを感じたら、すぐに屋内に入りうがいをしたり、目をあらってください。
- こどもや高齢者の方はえいきょうを受けやすいので、とくに気をつけてください。
- からだにいじょうを感じたときは、お医者さんの診断を受けるようにしてください。
平成18年6月1日に光化学スモッグ注意報がでたときは、熊谷市の荒川中学校の校庭で部活動をしていた生徒10人(男子3人、女子7人)が、目がいたいなどのひがいをうったえました。
光化学スモッグのもとになるのは、工場や車からでるけむりです。
みなさんがいつもつかっている電気をつくるときにも、光化学スモッグのもとになるけむりは発生しています。電気をせつやくすることは、光化学スモッグをへらすことにも役立ちます。つかっていない電気せいひんの電源をこまめにきるように、ふだんからこころがけましょう。
また、近くにでかけるときは車をつかわないように家族のかたと話あってみましょう。