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身近な薬用植物(春)

更新日:2015年3月27日

 今、熊谷の街は桜の花一色となっています。あちらの公園、こちらの広場で花見の宴が盛んなようです。「さまざまの事おもい出す桜かな」芭蕉の有名な句が思い出されます。
 この桜の樹皮は桜皮おうひと言い、咳どめの煎じ薬として使われ、解毒などの効果があり湿疹等に用いられます。
 桜が咲く少し前に、公園や個人の家の庭に清楚な白い花を見かけたと思います。春を告げる代表的な花でコブシです。つぼみを乾燥したものを辛夷しんいといって単独でも、また漢方薬としても使われ、蓄膿症、鼻炎など鼻の病気に効果を発揮します。鼻づまりなどに使う葛根湯加川きゅう辛夷かっこんとうかせんきゅうしんいが有名です。「花辛夷こぶし人なつかしく咲きにけり」(松本たかし)
 春の草花を代表するといえばタンポポです。民間薬的には根に健胃、解熱、強壮、催乳さいにゅうの効果があり、蒲公英湯ほこうえいとうという漢方処方が乳汁欠乏症に用いられる、とあります。「たんぽぽや日はいつまでも大空に」(中村汀女ていじょ
 ナズナはどこにでも見られる草本そうほんです。その果実が三味線のバチに似ているのでペンペン草の方が有名かもしれません。もっとも「屋根にペンペン草が生える」というのは、落ちぶれた姿を言いますが、それはナズナの罪ではありません。春の七草の一つで、お正月の疲れた胃のための七草粥に入れて食べる風習があります。全草を煎じて解熱、利尿、止血などに使用、高血圧に効があるとのことです。「晩年の夫婦なづなの花白し」(篠崎圭介)
 同じく春の七草に香りのよいセリがあります。水田や湿地など水分の多い場所に生えます。昔はよく見かけましたが、今はスーパーの野菜売り場に並んでいるくらいで、身近な薬用植物とは言えないようです。小児の解熱、神経痛やリューマチに良いとされ、生のしぼり汁を服用したり、さっとゆでておひたしにして食べると良いそうです。「薄曇うすぐもる水動かずよせりの中」(芥川龍之介)
 誰も知っている正月の花、福寿草はあの鮮やかな黄金色で人々の心を和ませますが、実は毒草に分類されます。全草に有毒成分が含まれており、心臓麻痺を起こすので注意が必要です。「福寿草家族のごとくかたまれり」(福田蓼汀りょうてい
 人々は昔からいろいろな経験を通じて身近な植物に薬効を見つけ、日々の生活に役立てていたのです。古今の俳句と関連付けてのつたないご案内でした。
熊谷薬剤師会 関口 秀雄

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