偽物が届くインターネット通販トラブルで“代引き配達”の利用が増加しています!!
更新日:2023年5月9日
(独)国民生活センターからインターネット通販トラブルに関する注意情報がでました。
インターネット通販では、消費者は通販サイトの写真や情報をもとに申し込むことになりますが、“公式通販サイト”“正規品”と思って申し込んだはずが、届いた商品は「偽物」だったという相談が多く寄せられています。また、“代引き配達”の場合、消費者は宅配業者に代金を支払って荷物を受け取り、開封して初めて商品を確認することになるため、代金を支払う前に商品が「本物」か「偽物」かを確認することができません。代金を支払った後に商品が「偽物」とわかって、宅配業者等に返金を求めても返金されません。
相談事例からみる特徴と問題点
- トラブルの入り口は“SNS上の広告”が目立っている。
- “代引き配達”しか選択できない通販サイトや“代引き配達”に一方的に変更される通販サイトで「偽物」が届くケースがみられる。
- 大手通販サイト(プラットフォーム)に出店している販売業者との取引でも「偽物」が届くトラブルがある。
- 販売業者は意図的にオンラインマーケットプレイス外での取引に持ち込んでくる/消費者は「偽物」が届いても、プラットフォームの補償サービスが受けられない。
- 通販サイト上や“代引き配達”の送り状に販売業者の情報が記載されていない。
消費者へのアドバイス
- 「偽物」が届く通販サイトの特徴を知って、少しでも怪しいと感じたら取引しない。
「偽物」が届く通販サイトの特徴
- 販売価格が大幅に値引きされている。
- 通販サイトに記載されている日本語の字体、文章表現がおかしい。
- 販売業者の名称(会社名)、住所、電話番号などの情報が通販サイトに表示されていない。表示されていても虚偽だったり、無関係の情報である。
- 通販サイトで支払い方法が“代引き配達”しか選択できない。クレジットカード決済で注文したにもかかわらず、“代引き配達”に一方的に変更される。
- “代引き配達”の送り状で、「依頼人」が販売業者の名称(会社名、サイト名)とは異なっている。(送り状の「依頼人」の欄には、販売業者の名称(会社名、サイト名)が記載されておらず、「発送代行業者」の名称(会社名)が記載されていたり、虚偽の情報が記載されていることがあります。)
- “代引き配達”で宅配業者等に代金を支払って商品を受け取ってしまうと、後で商品が「偽物」だとわかっても宅配業者からの返金は困難です。
- 大手通販サイト(プラットフォーム)上の取引で、販売業者から一方的にキャンセルされ“代引き配達”で送ると連絡があっても、取引や支払いはせず、大手通販サイト(プラットフォーム)に連絡しましょう。
おかしい!困った!と思ったら、お早めにご相談ください。
熊谷市消費生活センター(市役所1階市民相談室内)
048-524-7321(直通)
受付時間 9時30分から12時、13時から15時30分(土曜、日曜、祝日を除く)
