令和元年度下水道事業決算の概要
更新日:2020年12月25日
令和元年度下水道事業決算の概要を掲載しました。
どうぞご覧ください。
1 決算の概要
(1)総括事項
令和元年度における総排水量は20,649,673立方メートル、総有収水量は10,641,028立方メートル、汚水処理水量は16,390,064立方メートルとなり、有収率は64.9パーセントとなりました。
また、年度末における水洗化戸数は33,755戸となりました。
なお、有収水量とは使用料水量などの使用料徴収の対象となった水量です。
有収率は有収水量を汚水処理水量で除したもののことをいいます。
(2)建設改良事業
令和元年度においては、下水道未普及対策として、広瀬、拾六間、上之及び平戸地内等の汚水管渠布設工事を実施しました。また、新堀地内の国道17号と県道美土里町新堀線の交差点周辺において、大雨時に発生している浸水被害を早期に解消するため雨水管渠整備を実施するとともに、熊谷駅周辺の合流区域である熊谷第2処理分区の老朽化した管渠施設の機能維持や安全確保のため下水道管渠の更新工事を実施しました。
(3)決算の状況
収 入 |
支 出 |
差引額 |
|
---|---|---|---|
収益的収支 | 3,751,146 | 3,497,793 | 253,353 |
資本的収支 | 832,999 | 2,178,867 |
△1,345,868 |
収益的収入と収益的支出の差額によって、当年度純損益が求められます。
令和元年度は2億5,335万3千円の当年度純利益を計上しました。
また、資本的収入と資本的支出の差額である資本的収支の不足額は13億4,586万8千円となりました。
この不足額は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額2,210万円、引継金1億5,865万8千円、当年度分損益勘定留保資金10億4,380万6千円、当年度分利益剰余金処分額1億2,130万4千円で補填しました。
なお、収益的収支は消費税抜きの金額、資本的収支は消費税込みの金額です。
2 収益的収支(下水を処理するための収支の決算)の内訳
金額(千円) | 割合(パーセント) | |
---|---|---|
下水道使用料 | 1,284,162 | 34.2 |
一般会計からの繰入金 | 1,461,627 | 39.0 |
その他の収入 | 1,005,357 | 26.8 |
収益的収入 計 | 3,751,146 | 100.0 |
収益的収入は営業収益と営業外収益で構成されておりますが、その主な収益は、下水道使用料のほか、一般会計からの繰入金や、長期前受金戻入などで構成されています。
金額(千円) |
割合(パーセント) | |
---|---|---|
施設などの償却費 | 2,041,534 | 58.4 |
施設を維持し下水を処理するための費用等 | 1,180,748 | 33.7 |
借入金の支払利息 | 275,511 | 7.9 |
収益的支出 計 | 3,497,793 | 100.0 |
収益的支出は営業費用、営業外費用及び特別損失で構成されておりますが、その主な費用は施設などの減価償却費や施設を維持し下水を処理するための費用等です。
下水を処理するための費用等には、管渠や処理場、ポンプ場の維持管理や修繕等に係る経費、下水道使用料の賦課徴収に関する経費等が含まれています。
そのほか、借入金等の支払利息等により構成されています。
3 資本的収支(施設を整備・改良するための収支の決算)の内訳
金額(千円) | 割合(パーセント) | |
---|---|---|
国などからの借入金 | 517,500 | 62.1 |
一般会計からの繰入金 | 55,158 | 6.6 |
国庫補助金等 | 217,280 | 26.1 |
工事負担金等 | 43,061 | 5.2 |
資本的収入 計 | 832,999 | 100.0 |
資本的収入は企業債と呼ばれる国などからの借入金、国からの補助金、受益者負担金などの工事負担金等で構成されています。
下水道の施設や管路は長期間に渡り使用するため、企業債を借り入れ、その返済を一定期間で行うことで、世代間負担の公平化を図っています。
受益者負担金は下水道が供用開始となったときに負担していただく負担金です。
金額(千円) |
割合(パーセント) |
|
---|---|---|
管渠の整備、施設の改良などの工事費用 | 852,655 | 39.1 |
借入元金の返済 | 1,326,212 | 60.9 |
資本的支出 計 | 2,178,867 | 100.0 |
資本的支出は管渠の整備、施設の改良などの工事費用や借入元金の返済で構成されています。
令和元年度は「1 決算の概要」の「(2) 建設改良事業」に記載したとおり、広瀬、拾六間、上之及び平戸地内等の汚水管渠布設工事を実施するとともに、浸水被害を解消するための雨水管渠整備、老朽化した下水道管渠の更新工事に取り組みました。
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